すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

会計年度の初めは年明けにせよ

 朝、外を見ていたら何やらクレーン付きの工事車両のような物が来たので、さては枯れ松の伐採にでも来たのかなと思っていると、道路の端を切断し始めた。「あ、側溝に蓋を被せる工事をやると言っていたが、その為にはU字溝を替えなければならないから、それで道路を切っているのか」と納得した。

 

 だが何もまだ冬の真っ最中、それも雪が残っている状態で工事をするの? 第一今日は雪が降ると天気予報が言ってるんだよ。と、私がそう思うまもなく、雪が激しく降り出し、あっという間に周りは真っ白になった。

 

 どれ、こんなに降っていてもまだやっているのかと思って外へ出てみれば、いつの間にか工事の連中はいなくなっていた。まあ、逃げ足の速いこと。僅か30分もしていないのなら来なけりゃいいのに、全く。天気予報を見ないで来てるのかい、と呆れた。

 

 しかし、いつも思うことだが土建屋さんってこう言う小さな工事は冬に良くやるよね。寒いし、冷たいし、日は短いし、雪は有るしなんだから、もっといい時期にやればいいと思うのだが・・・。

 

 だがこれは必然的にこうなっているのである。つまり今、国会がこの1月に始まって新年度予算の審議などをしているが、成立するのはおそらく3月末辺りだろう。するとそれから各省庁に予算配分をして国土交通省から各県に予算が回され、土建屋さんに降りてくるのは大体6月頃になる。

 

 つまり4月、5月の寒くもなく、暑くも無い、一番いい時期に仕事をしないで、さあこれから暑くなるぞと言う時点で新年度の仕事が始まるのだ。だから冬の初め頃まで大きな仕事優先でそちらに取りかかっていて、細かい仕事は冬の忙しくない時期にやることになる。

 

 そのため日が長く季候のいい時期に取りかからないで、条件が悪くなってから仕事をし始めるという極めて非能率的なことになっているのだ。ウチの亡くなった兄が土建会社を経営していたから、その辺のことはよく分かる。

 

 これを考えれば予算が付いて新年度の仕事始めが4月頃になればいいと誰もが考えるはずだ。その為には前年の12月末までに新年度の予算が成立しなければならないから、

会計年度の初めは年明け、1月からにせよというのが私の持論だ。

 

 無論私だけでなく、国会議員の先生方の中にもそう思っている人は少なくないと思うのだが、何で改革が進まないのかねえ。これ、学校の新年度も同じで9月新年度にすれば、冬の最中に大学共通試験なんぞしなくて済むのだよ。そうすれば雪による電車やバスの遅れを気にすることも無いのにねえ。政府のお偉方は中々頭がお固いようで。