S1さん宅でオーディを堪能した後は貴重な骨董品の数々も見せて戴いてただもう感心するばかりで有った。しかも夕食まで御馳走して戴いた。こちらは碌な手土産も持って行かなかったのに恐縮します。でも楽しい時はあっという間に過ぎる。Kさんが同級生と会う時間が来たので、名残惜しいがS1さん宅を後にした。
Kさんは同級生と会い四方山話に花が咲いたようで良かった。何十年ぶりかで会う友達とは懐かしさも一入で有ろう。さて夜も更けてきたので何処かで宿を取らねばならぬ。Kさんの同級生の方に近くにビジネスホテルは無いかと訊いたら、直ぐ近くにスーパー銭湯が有ってそこで夜を明かすことが出来ると言う。何と好都合な。直ぐに向かう。何はともあれ夜を過ごす場所が見つかったのは有り難い。風呂から上がると私はリラックスルームでバタンキュー。速攻で寝入りました。
さて翌日はS2さんの所を訪問です。Fさんから道順を良く聞いていたので一発で分かりました。無事到着して早速試聴です。何と言っても壁のように圧倒するオイロダイン(スピーカーの名称です)が凄い。オイロダインはYさんも使っておられるが、1本きりなのでモノラル再生と言う事になります。またスピーカーはフィールドマグネットタイプです。対してS2さんのものは2本だから当然ステレオ再生です。しかしマグネットはパーマネント型。この辺りの違いが音に出るか?
平面バッフルに取り付けられたクラングフィルムのオイロダイン。
流石に2台ともなると凄い迫力だ。
音は一音一音がしっかり聞こえ、非常に綺麗だ。オイロダインに抱いていたともするとゴリゴリと鳴る感じが全く無い。伺う所に依るとS2さんはゴリゴリした音が好みでは無いので、今のような音に調整したのだという。さもありなん。しかしオイロダインからこんな爽やかで美しい音を聞けるとは思っていなかっただけに意外だった。S2さんはクラシックが鑑賞の対象だし、録音も新しい物がお好みとのことなので、この音の調整具合がこうなるのも理解出来た。それにしても大音量で鳴らしてもしなやかで疲れない音だ。自作の管球アンプに依る所も大いに有るだろう。とにかくこれだけ美しい音なら一日中この部屋に閉じこもっていたくなる。そんな気にさせる音だった。
オイロダインの裏側。平面バッフルは特注。補強もがっちりされています。
プレイヤーはEMTの930。その他の電源やアンプ類は皆自作です。
お好きなレコードは5枚も6枚も持っておられて欲しい方にお譲りして
差し上げるとのこと。う〜ん、エライ。ハードにお詳しいのにハードに偏らずソフトを愛する。やっぱり音楽を聴く者はこうありたいですね。
S2さん、いい音楽を聴かせて貰った上にお昼を御馳走して戴いて済みません。あー、何か凄く儲かっちゃった感じ。(笑)今度は柏崎へ遊びに来て下さいね。
午後からはお馴染みFさん宅訪問。Fさんは忙しいのに午後時間を空けて待っていてくれた。申し訳ない。Fさんの所の装置は以前紹介したことが有るので割愛するが、この人はいつも何か構っている。お訪ねした時も円筒形のスピーカーを構っていた様子だった。そして私たちとの雑談に花が咲く。余り遅くなってもまずいのでおいとましようとすると、この間某オーディオ店を片付けた時持ってきた物だと言ってSP、LP、レーザーディスクを大量にお土産に持たせてくれた。Kさんの車のお尻がお陰で下がったようだ。いや〜貰いの多い旅だったべ。お返し出来るかどうかわからないけど、皆さんこちらにまた遊びに来てね。茨城オーディオ巡礼の旅楽しかったよ〜。