すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

明日は総選挙

 明日は総選挙。北朝鮮がいつミサイルをまたぶっ放すかも知れんし、台風も来るし、大変な時に総選挙となったもんだ。今度の選挙は安倍政治5年間の総括と言う事になるだろう。果たして国民の審判が安倍政治を是とするか非とするか興味のある所だ。

 しかし私としては経済政策のアベノミクスは成功したとは言えない。安倍さんが総理に就任してからは株価は回復し、雇用も改善され、企業収益も上がったが、国民には一向にその恩恵が廻って来ない。トリクルダウンとやらで徐々に皆さんも景気を実感するようになるとの事だったが、一向にその感じはしない。大企業だけが所得税減税や円安の恩恵を受け、内部留保を貯めるだけで、国民には一向に還元されない。話が違うでは無いか。

 政治の方に目を向ければ「秘密保護法」「共謀罪法」「安保法制」を次々と強行採決し、さらに憲法9条改正を目論む有様だ。まあ自分の代で憲法改正をする最大のチャンスが巡ってきた訳だから、焦る気持ちも分からなくはないが、幾ら何でも強引すぎるのではないか。

 そもそも選挙制度中選挙区制から小選挙区制にした事が今日の事態を招いたとも言える。嘗ての自民党タカ派からハト派まで様々な派閥があって多様な意見が有ったが、派閥の弊害が言われるようになったため、選挙制度を変えた。確かに派閥そのものは嘗ての力を失って首相がより強い権力を握るようになり、自民党各議員は首相に物が言えなくなってしまった。

 その結果安倍総理の暴走が始まったと言える。選挙制度は民意を一番反映する物が一番だ。三割の得票率で過半数を得られるような選挙制度はどう考えたっておかしい。与党の議員の中にも元の中選挙区制度に戻せと言う意見も少なくない。この辺はもっとマスコミが取り上げるべき論点であろう。

 それはともかく明日は将来の日本の方向を決定づける重要な選挙と言って過言ではない。国民の皆さんには雰囲気や風で投票するのでは無く、良く政策や公約で判断して入れて貰いたいものだ。それからマスコミの選挙直後の「出口調査」。あれは全く余計なお世話だからやめて貰いたい。折角の開票速報が興醒めとなるではないか。とは言えテレビ会社各社は必ずやるんだよねえ。癪だからたまには大きく外れてくれれば面白いんだけどねえ。