すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

インコの思い出(リメイク版)

 昔我が家でもインコを飼っていたことは以前書いた。でも今夜はネタが無いからまた書くぞー。(ハイハイ、勝手にやってね)

 

 セキセイインコが3羽でダルマインコが1羽である。セキセイインコの方はまず青い色をした奴が最初に我が家に迷い込んできた。おお、コイツは運がいいわい。生き物が好きなオヤジ殿は早速これを飼った。嘴の上の鼻の所が青かったので、コイツは雄と判明した。

 

 1羽で飼っていても良かったんだけど、どうせなら嫁をあてがってやりたいと思い、ペットショップで雌を買ってきた。これは黄色い奴だったので、鳥籠の中はカラフルになった。元々買っていた雄は中々物まねが上手く、オヤジ殿の言う台詞を直ぐに覚えたが、買って来た雌の方は能なしで一向に覚えが悪い。

 

 しかし感心にもこの雌はめでたくご懐妊遊ばされた。(卵を産むのにご懐妊って言うの?――エエイ、ウルサイ!)だが雌は一所懸命卵を温めることに専念したが、どうしたことか卵はかえらず、衰弱した雌は哀れ昇天なされた。

 

 雄はまた元のチョンガーに戻ったが、脳天気に物真似は益々磨きが掛かって行く。かなり昔のことなので今では何をしゃべっていたが良く覚えてないが、インコという奴は囀る時と言葉を話す時とは声の質やトーンが違うのである。少し低く小さな声でグジュグジュ喋る。しかも人が側で見ている時は決して喋らないのだ。まあ、そういう訳で独り者になったのにコイツは何処吹く風だった。

 

 一方雛の誕生を見てみたいこちらとしては後妻を迎えてやるかと検討したが、前のことがあるから、買ってまで宛がうことはあるまいと言うことになった。(ケチ!)

 

 ところが幸運なことにまたまたインコの黄色い奴が迷い込んできたのだ。これは飛んで入ってきたと言うよりも、玄関を開けておいたら、雄の声に導かれてか、ノコノコと入ってきた。はい、そうなれば逃しませんよ。労せずして2羽目をゲットです。しかもこれは雌だった。ん? おみゃあ、後妻に来たとか?

 

 で、程なくしてこの方もご懐妊ね。(だから卵を産んだんだろ)今度は大丈夫だろうって思い、固唾をのんで雛の誕生を待った。所が今度も卵はかえらず、哀れ後妻も産後の肥立ちが悪くお亡くなりになった。こうなると問題は雄の方に有ったのではないかと、猜疑の目を雄に向けることになる。コイツはスイカじゃ有るまいし、ひょっとして種なしだったのでは?

 

 この嫁殺しめの非難をよそに相変わらず雄は物真似にいそしんでいた。しかし雄も寿命が来たのか、有る時を境に元気が無くなって行き、嫁達の待つ天国へと旅立って行った。

 

 今思うになまじ嫁など与えなかった方が良かったのかも知れない。そうすれば嫁達の悲劇は無かったろうし、雄も気楽に物真似出来ていただろうに。エーッとそれからダルマインコの事は以前書いたことがあるから割愛。コイツも良く物真似したんだけどね。

 

 と言う訳でダルマインコが無くなって以来、我が家では生き物を飼ったことが無い。オヤジ殿はマメで生き物の面倒見がいいんだけど、アタシャ面倒くさがり屋で縦の物を横にもしないどころか、そのまんまにして置くくらいだから飼える訳無いでしょ。花を枯らすのを見ても分かるでしょ。

 

 でもたまにホームセンターへ行ってペット売り場でインコを見ると、ついまた飼いたくなっちゃうんですけど、お値段を見て諦めるんです。また何処かから逃げてきてくれないかなあ。でもノメシコキの匂いのする所にはやって来てくれそうにありません。動物はよくご存じですな。