すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

よくぞ言ってくれました

 テレビに良くコロナの問題で登場してくる倉持医師が夕べのTBS系報道番組「Nスタ」で菅首相小池都知事に「二人とも即刻おやめになった方がいい」と胸の空く発言。まさかここまでハッキリ発言なさるとは思わなかった。恐らくこの1年半テレビでずっとコロナ対策はこうあるべきだと発信してきているのに、何ら改善されないのにもう我慢の限界が来たのだろう。

 

 先生はこれまでも厳しい発言を成されてきたが、それでもここまで言う事は控えてきた事はテレビ画面を通して良く分かっていた。それが夕べのような過激な発言になったのはもはや堪忍袋の緒が切れたのだ。そして私はよくぞ言ってくれましたと快哉を叫んだ。ここまでずばりと仰るのは行田総合病院の上昌弘医師くらいな者だろう。後は変に遠慮しているのか、その後の政府からの圧力を恐れているのか、ハッキリとした物言いは聞かれない。

 

 それにしても一介の医師がここまで踏み込んで発言すると言う事は現場の医療がそれだけ逼迫し、危機状態に有るという事だ。それなのにメディアは連日メダルの報告ニュースばかりで政府の片棒を担いでいるとしか思えない。役立たず内閣に対して批判も出来ない腰の引けたニュース番組なんぞに何の意味があるのか?

 

 今こそこの感染状態の危機感を国民に訴え、政府にもっと有効な手立てを打つようメディアがリードしなければならないだろう。それを個人の医師に番組で言われて驚いているようでは、独立した報道機関とは言えまい。ともかくこの緊急事態、真っ先に取り上げるべきはコロナの問題であってオリンピックのニュースでは無いはずだ。

 

 さて国民にこの危機感を伝えるに尤もふさわしい方法はオリンピックを即刻中止する事だ。大会途中で競技取りやめとなれば相当のインパクトがある。そこまで深刻なのかという事は国民に伝わり、行動の自粛が成されるかも知れない。無論そうなれば五輪強行開催した菅首相の信用は地に落ちる。しかしたかが役立たずの首相の人気と国民の命を秤にかければ自ずから答えは出るだろう。とにかく五輪で浮かれている場合では無いのだ。