すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

オーディオの遺品

 SPレコードコレクターのSさんからホームページ上で次のように問われたことがある。

「皆さんは今使っているオーディオ製品やレコードなどは亡くなられたらどうされますか?」

大体上記のような内容だったと思うが、無論無くなる前、ある程度歳を取ってからとも言う意味だが、これには大いに考えさせられた。

 

 つまり残された家族に音楽の趣味が無ければ無用の長物になってしまうから、残しても価値の分からない者に処分させるよりも分かる自分が生前処分しておいた方がお金になるし、ゴミ化しないから、その方がいいのではないかという考えが一つ有る。または死ぬ前に遺言を書いておき、何処ぞの施設に寄付する。或いは同じ趣味の人にそっくりくれてやることなどだ。

 

 しかしどうも何処かの施設に寄付しても寄付された方がその価値が分からなかったり、取り扱いが駄目だったりしては何にもならない。またそう言う例は良く有る。従って同じ趣味の人に生前贈与するか、遺言に書いておくくらいとは思うが、戴く方もそれなりの覚悟と場所が必要だから事は簡単に行くまい。まあ死ぬ前に少しずつ処分がやはり良いのかも知れない。

 

 だが私なんかは往生際が悪いから死ぬ直前まで音楽を聴いていたいと思う。よって残された者が売り方が分かろうが、分かるまいが適当に処分すれば良い。何もそこまで

金を残してやる必要は無い。え、生前に少しずつ処分して、売ったお金を自分のために使えば良いでは無いかだって? いやシステムやレコードを最小限にして聴くというのは分からないでも無いが、やはりそれでは心の贅沢になるまい。多分最後まで今のまま行きそうな気がする。願わくば甥っ子や姪っ子に私の趣味を引き継いでくれる者があればいいが、どうもそう言う者はいそうも無い。

 

 だから私が亡くなった後はレコードの始末に機械の始末に大変だろうが、私の家を貰えるのだから、その位はしょうがないだろうと勝手に思っている。さてあと何年後にその時がやって来るか?