すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

音楽の聞こえる音

 我が家のオーディオ・システムが今の音になって漸く音が分かってきたような気がする。それはどういう事かというと音楽を聴いているという音になってきたからで有る。音は一瞬にして消える物だし、目に見える物ではないから、音を言葉で表現するのは難しい事なのだけれど、敢えて言えば上記のような言い方にならざるを得ない。

 

 とにかくクラシックだろうとジャズだろうと何を掛けてもご機嫌に鳴ってくれるのである。まあCDなどのデジタル音楽は少し割り引きしなければならないのだが、それでも今使っているフィリップスのCDプレイヤーがアナログに近い音を出してくれるので助かっている。

 

 一体今迄の音や他人様の音と何処が違うのだろうと考えてみるのだが、どうもこれと言った決め手が無い。強いて言えば音が静かになった事、音にバネでも入っているが如く躍動感が出て来た事、適度の低音の量感、それらによる音の安定などが挙げられようか。まあ、これは偏に最近交換した低域用のアンプ、アルテックの1570Bが大いに貢献している物と思われる。

 

 今迄大した事が無いと思っていた演奏が実は中々大した物だと気づいたりしたので、これは正しくその演奏、音楽を伝えるシステムだと認識した次第で有る。勿論私が勝手にそう思っているだけで、他人様が聞けば「何だ、このナロー・レンジな音は」だとか「切れの無い、角の取れた丸まった音だねえ」と感じるかも知れない。しかし今の音は平気で長時間聴けるし、音量を上げてもうるさく感じない。ライブハウスで聴いているような雰囲気さえある。もうこれ以上何を求めようかと言ってもいいくらいだ。(まあ、本当はもうちょっとと欲張る所もあるんだけどね)

 

 とにかく大事な点は音楽を演奏している様に聞こえる事だ。音の切れがどうだとか、高音や低音の伸びだとか言う前に音楽が聞こえてくる事が重要なのだ。ここにたどり着くまでにエライ年月がかかったし、投資した金額も半端ではない。(笑)漸くオーディオとは、再生音楽とはと言うのが理解出来たようだ。ま、これも何も出来ない私をサポートしてくれた周囲の方々のお陰です。この場を借りて御礼申し上げます。(ペコリ)死ぬ前にこの音に到達出来たのは一つの喜びと思っております。感謝、感謝。

 

我が家の装置も漸く”音”では無く、音楽を聴かせてくれるようになりました。

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