町内のＳさんに電話をしたら通じなかったが、後で電話を戴いた。何でもお彼岸だから墓参りに行っていたとの事。アチャー、そうだった。オイラすっかり忘れていたどー。(この親不孝者め）まあ、明日がお彼岸の中日だから、明日でいいベ。取り敢えず花やおはぎでも買ってこよう。
それにしても今日も寒いのう。「暑さ寒さも彼岸まで」とは言うが、ちっとも暖かくならん。今年は一体どうなっとるんじゃ。そう言えば去年の秋のお彼岸には墓参りに行ったっけ？ うーん、行ったような行かないような。どうも近頃物忘れが激しくなったので記憶が曖昧だ。まあ、仮に行かなかったにしても行った事にしておこう。（ヒドイ）
エー、明日はずえったい行きますよ。折角お高い花を買ったんだから無駄にする訳には行かん。そうだ明日は兄のお骨も墓に入れてやろう。別に納骨の儀式なんぞやらなくてもオヤジやお袋と一緒にするだけで兄貴は満足するはずだ。
兄は長岡の共同墓地に埋葬されて何処の誰だかか分からない人達とご一緒になった。ただそれでは可哀想なので、葬儀の際、兄の家族に願い出て分骨して貰ったのだ。さあ、兄よ、自分の生まれた所のお墓に入るんだよ。俺ももうすぐそっちへ行くからな。ちゃんと席を作って置いてくれよ。
それにしても月日のたつのは早い物だ。最初にお袋が亡くなってから再来年はお袋の33回忌となる。オイラが法要を出来るのもそれが最後となるかも知れないから、オヤジ殿と兼ねて貰おう。毎年墓の前に立つと過ぎ去りし日々の事が頭の中を駆け巡る。貧乏でも家族が元気で賑やかだった頃が一番楽しかったように思われる。まあ今度はあちらの方が賑やかになるかもね。（笑）さてあと何年墓参りできることやら。
オヤジ、お袋、兄貴、迷わず成仏しておくれ。（アホ！）
