すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

類は友を呼ぶ

 町内副会長のSさんと防災訓練の事や来春の春祭り、神社への協力金の事などについて我が家へ来て貰って協議した。大体の話の方向は決まったので、後は二人の共通の趣味、オーディオ談義となって行く。

 

 で、こうなるとお互いに一家言有るから侃々諤々の議論となる。そこへピンポ~ン。久し振りにお隣の町内のHさんの来訪となった。Hさんも音楽やオーディオは好きだから、今度はHさんも交えての話となった。まあ、類は友を呼ぶとは良く言ったもので、まさかHさんが来るとは思わなかった。

 

 Hさんは来週日曜日のギターコンサートの案内を持ってきてくれたのだ。音楽はやはりたまに生音を聞かなくちゃあね。で、話はオーディオに戻るがSさんは結構電源ケーブルとかスピーカーコード、ピンジャックなどに拘る。一歩私はそんな物は枝葉末節な事だと全然気にも留めない。もっと本質的な事に拘っていたいのだ。

 

 一番肝心な事はその装置がちゃんと音楽を聴かせてくれるかどうかである。音では無い、音楽である。こういう事を文字や口で言い表すのは難しいが、目を閉じればあたかもそこでその楽器が鳴っている、音楽が再生されているような存在感である。

 

 それは薄っぺらで腰砕けのCD再生では決して得られないものがある。(CDファンの方ご免なさいね。飽くまでも私の感想です)周波数レンジだとS/N比だとかセパレーションなどを超越し、音楽そのものが聞こえてこなくては本当の再生装置とは言えないと私は思っている。

 

 再生音楽はそれを聞く人、即ち受け手によって評価の基準はそれぞれ異なるだろうが、今の私はそれを第一にしている。綺麗なだけの音、音量はあるがやかましい音などはそもそも音楽を鳴らしている、いや演奏しているとは言えまい。

 

 先ほども言ったように音は文字や映像のように視覚化出来ないから、聞く人それぞれの判断で異なってくるが、やはり自分で気づくまではどんなに口を酸っぱくして力説しても最後は「自分の好み」で見解が分かれてしまうから、まああれこれ言ってもしょうがないのです。だから最近は聞かせてくれと言われない限り、なるべくこちらからは我が家の音を聞かせない様にしている。はい、自分さえ納得出来ればいいのです。どうせ音楽鑑賞なんて個人の趣味だもん。

 

 そして私なんかなるべく他人の音に拘わらないようにしているんだけど、どう言う訳かオーディオマニアと言う奴は他人に聞かせたがるんですな。「聴きに来ないか」などと良くお誘いを受ける。この人達は自分の音に自信が無いのでしょうか。それとも自慢したいのでしょうか。まあ、敢えて断りはしませんが、招待を受けるとこちらも仁義上お招きせねばならず、それも厄介なのです。(笑)

 

 とは言え、私もおしゃべりだからあれこれ話すのは決して嫌いではないので、つい彼らの術中に嵌まってしまう。やっぱり「類は友を呼ぶ」なのですな。