すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

ヨーロピアン・サウンド

今日はオーディオの事なんで女性の方は読んでも面白くないです〜、念のため。(笑)

 オーディオマニアが使っているスピーカーは大抵アメリカ製が多い。それも西海岸のJBL、ALTEC、古くはWESTERNあたりだろう。で、これらはジャズにはいいが、クラシックには今ひとつという傾向がある。そこでクラシック音楽の伝統が有るヨーロッパならどうかというとドイツのシーメンス、オランダのフィリップス、タンノイ、ロジャース、スペンドール、ハーベスのイギリスと言った所か。結構質実剛健シーメンスは好きな方で、シーメンスに吸収されたクラングフィルムのオイロダインなんかSさんやYさんも使っていて、その音色は知っている。ちょうどウェスタンとイギリス系のスピーカーを足して2で割ったような感じ?うちのスピーカーから出ない音が出るんだよね。これはこれで魅力です。

 なんでこんな事を書いているかというとオートグラフを購入することにしたからです。その昔私はタンノイの音が好きではなかった。最初に出会ったスピーカーの印象が悪かったからだろう。タンノイとの最初の出会いはアーデンというスピーカーだった。奥行きはないがなかなか大型のスピーカーで見た目の印象がとても堂々としていた。ところが出てくる音は低音がぶよぶよで、とてもじゃないが聴けたものではなかった。こんなに呆けた音のスピーカーなんて誰が買うのだろうかとさえ思ったくらいだ。おなじスピーカーユニットを使ったバークレーの方が箱が小さい分まだ増しだった。

 そして今回購入する名器オートグラフさえ上手く鳴らしているのを聞いた事がなかった。オートグラフの後継機ともいえるウェストミンスターをIさんが買って聞かせてくれた時は漸くその音に納得したものだったが、なにぶん高すぎて手が出ません。(笑)

 そんな訳で小編成のものを上手く聞かせてくれるハーベスモニターHLの購入などを考えたことも有ったが、ジャズが好きなもので結局今のシステムになっている。だがクラシックも上手く鳴らしたいという想いは今も変わりがない。私が思うにイギリス系のスピーカーは音と言うより音楽を聴かせるタイプの物が多いようだ。したがってあれこれ音の解像度がどうだの、音の立ち上がりがどうだのと、余り細かい点に難癖を付けてはいけない。ゆったりとくつろいで音楽そのものを楽しむのが良いように思える。スピーカーと対峙して聞くと言うことはしないのだ。どうも歳を取ったせいかJBLやALTECと言ったスピーカーの対極にあるスピーカーを細かいことを言わずに聴いてみたくなったのだ。無論昔聴いたボケボケのタンノイの音は嫌で有るが、幸い今度のオートグラフはコーン紙をモニターレッドに張り替えて貰ったお陰で何とかなりそうだ。これでやっとヨーロピアン。サウンドが聴ける?

 あ、いかん、オーディオに興味のない方は何を言ってるか、さっぱりわかりませんね。とにかくオートグラフ、上手く鳴らせたらいいな。