すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

スピーカーを生かすも殺すもアンプ次第

 ヨーさんやフーさんの所へ遊びに行って熟々思うのはスピーカーを生かすも殺すもアンプ次第と言うことだ。確かにオーディオ機器の中心を成すのは電気信号を音に変えるスピーカーの所とその逆のカートリッジで有ろう。だから当然この二つは音決めをする際の重要な機器で有る。音の嗜好はここで決まる。それだけにどれを選ぶかは良く考えねばならぬ。特にスピーカーは場所を取るからおいそれと変えたり、追加出来ないから重要な機器で有る。

 

 所が折角良いスピーカーを選んでも満足に使いこなせないで宝の持ち腐れにしている人を良く見かける。いや、宝の持ち腐れ所か、上手く鳴らないのはスピーカーが悪いからだとばかり買い換える人も少なくないから呆れる。良いスピーカーと評判を取った物が上手く鳴らないのは自分のせいなのに、あっさりと手放すのではそのスピーカーが可哀想で有る。(笑)

 

 またこれとは逆にもうスピーカーが能力一杯働いているのにまだ鳴らし切れていないとばかり、やたら大出力で鳴らし、スピーカーが歪んで鳴っているのに気づかない人もいる。しかし、まあ大抵はスピーカーを鳴らし切れてない人の方が多い様だ。さてどんなアンプを宛がえばそのスピーカーが上手く鳴ってくれるかは中々悩ましい。

 

 斯く言う私もアンプ遍歴はかなりになる。特にプリアンプは音の変化がハッキリ分かるから結構変遷を重ねてきた。最初はトランジスターのプリ・メイン・アンプから始まってヨーさん作成の管球プリを何台か使用し、それからオペ・アンプを使用した物、そして今はチェロのトランジスター・アンプにまた舞い戻っている。パワー・アンプもラックスの管球アンプを使ったり、クレルのパワーアンプを使ったりしたが、結局今はマルチアンプにして高域はヨーさん製作のWE349PPアンプ、中域はIPCのAM1026、そして低域はALTECの1570Bといずれも管球モノラルアンプそれぞれ2台ずつを使用している。

 

 そしてやっとそれなりの音に出来たと思っている。今迄はまあ、そんなに悪い音でも無いが若干の不満も有った。それがやっとここへ来て解消出来たような気がする。この間スピーカー・ユニットも少しずつ変遷してきていたのでは有るが、中々アンプとベスト・マッチングという訳には行かなかったように思う。まあ、男を生かすも殺すも女房次第と言うことですね。そのスピーカーの欠点を無くすよりも寧ろ長所を伸ばすようなアンプが案外良いのではないかと思うのですが如何でしょうか。尤もそれを見極めるのが難しいのですが・・・。

 

 いずれにせよ、アンプを沢山持っている人から借りられれば話は別ですが、そうでなければ買って試してみなければ分からないので、やはり先立つ物が必要になってくる訳でして、私らみたいな貧乏人は益々貧しくなっていくんですな。(笑)これぞオーディオ道楽。まあ、馬鹿に付ける薬は無いという訳です。ご退屈様。