ウィッチハウンドさんからメールが有ってお譲りしたビクターのSX3を鳴らし始めたという。暫く使っていなかったスピーカーなので、まだ最初は調子が出て来ないかも知れないが、きっと上手く鳴ってくれる事と思う。
ところでメールの中で案外このスピーカーはアンプを選ぶかも知れないような事を書いた。それはこのスピーカーはどちらかと言うとクラシック向き、それも室内楽みたいな物に向いていると思ったからだ。案外管球アンプなんか宛がえば面白いかも知れない。
所でオーディオマニアの方ならご存じだろうが、嘗てクラシック音楽を大がかりな装置を使わずに上手く鳴らす組み合わせがあった。それはスピーカーにタンノイⅢLZ、アンプにラックスSQ38FD、カートリッジにオルトフォンSPU-GT(E)と言うもので有った。これを称して「黄金の組み合わせ」と言われた物だ。
確かに機器同士の相性は有る。まあ、本当はそんな物は無いのがいいのだろうが、現実にあるのだからしょうがないし、また上手く組み合わせるのがまたオーディオの楽しみでもある訳だ。これが必ずしも高いアンプを宛がえばいいというものではないから面白い。
トランジスター・アンプの方が良かったり、管球アンプの方が良かったりしたりするからやってみないと分からないから困る。こちらはオーディオ店みたいに何台も機械が有る訳では無いから失敗したら金を捨てるようなものだからだ。
ただ何となく経験でこう言うアンプやカートリッジと組み合わせた方が上手く鳴ってくれそうな気がすることは有る。全く相性を見極めるのは難しい。これは音が出るのだからまだいい。昔のパソコンのパーツはやはり相性というものが有って、取り付けても上手く動作しないものが有った。こちらは高いお金を出して買った物が動かないんだから憤懣やるかたなしになってしまう。(笑)
まあ、男女の仲も相性というのが大事だから、オーディオにも有っていいのかも知れない。自分の力で先の「黄金の組み合わせ」の如き組み合わせが出来たら最高だ。それこそ音楽を知っていなければその音は引き出せないだろう。その為にもソフトは聞き込まなければ。