朝から季節風が荒れ狂っている。毎度申し上げているがこの今まさに冬に突入せんとする時期が私は一番嫌で有る。これから毎日鉛色の空とお付き合いしなければならないかと思うとウンザリする。折しもお隣さんは今日が上棟。うーん、昨日は穏やかで良かったのにまたついてませんなあ。
それでも天気予報は一日中雨だったのに、風は強かったが概ね午前中はほとんど雨は降らなかったのでまだ良かった。ところが午後からは風が一段と強くなり、雨も混じってきた。これには大工さん達も白旗を揚げる。クレーン車で資材を上げているから尚更だ。やはりお天気のいい日に棟上げをさせてあげたかった。
結局仕事は中断され、翌日に回す事になったようだ。まあ、無理して事故や怪我が発生するよりは懸命な処置で有る。明日は少し風が収まってくれれば良いが。まあ、中断して良かったと思う。それからは益々風が強くなり、時折雷鳴もとどろいた。所謂雪起こしとか雪下ろしと呼ばれる奴で有る。
新潟県はこの時期が雷が非常に多く発生する。ともすれば何処かに落ちたように聞こえる事も有って些か怖い。うちなんか避雷針は付いてないからね。雷がコンセントから進入して電気器具全部が壊れてしまった例も有るという。うちは少しは雷ガードを付けているんだけど、一番いいのは雷が近くなったらコンセントを全部抜いておくのが一番いいかも知れないですな。
と言いながら実際はまあな～んもしないから駄目なのです。せめてオーディオ関係、パソコン関係だけでも抜けばいいのだけれど、人間被害に遭わないと中々その気になれないもんですな。（アホ！）
ところでこの季節風という奴は中々のくせ者なのです。同じ強風と言っても台風は一時的な物で通過さえしてしまえば一安心ですが、この季節風という奴は台風波に発達する事も有るし、一晩中吹いている事も有って油断出来ません。長時間吹かれていると、昔我が家が住んでいたボロ長屋なんぞ何処かしら壊れる始末で質（たち）が悪い。（笑）第一寝ていてもヒューヒュー、ガタガタと音がしてまんじりとも出来ません。
真にこの季節風という奴は厄介ですな。
しかし、真冬ともなればこの音が聞こえているうちはまだ安心して良いのです。これが聞こえなくなってシーンとするようでは雪がこんこんと降り積もっているからです。反ってこの方が怖いのです。うちのオヤジ殿はこれを「だんまり虫の壁破り」などと申していました。（笑）翌朝起きてみたら１mも雪が積もっていたなんて事が有りますから。
とにかくこの時期の季節風はイヤで真冬の季節風は安心出来るなんて真に人は勝手ですな。（笑）ともあれ冬に突入しないうちから春に恋い焦がれております。（笑）
