すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

老後の目算が大幅に外れる

 今月の電気料の請求を見て驚いた。8万円もの請求が来ていた。昨年12月の支払いも驚いたが今月はそれを上回る。各物価も値上がりして生活費はどんどんかかるようになってきた。この先果たして生活して行かれるのか甚だ不安で有る。

 

 と言うのも私は貰う年金が一ヶ月に約6万ちょっと。それなのに電気代に8万以上支払っていたのではどうやって暮らす? 貯金を取り崩して行くしかしょうがないが、正直リタイアしてからこんなに生活費がかかってくるのでは大いに目算が外れた。消費税はいつの間にか10%になっているし、医療費なども高額になってきている。そのうち医者にかかりたくともかかれなくなって行くのでは無いかと思う。

 

 まあ、電気代に関してはこの先暖かくなってくれば幾分かは安くなるかとは思うが、また再値上げが有るかも知れないので油断は出来ない。食料品はウクライナとロシアの戦争以来上がりっぱなしだし、円安も手伝って輸入品は高い。まさに生活の危機だ。私なんかまだ自分の家に住んでいるだけいいが、都会に住み家賃を払って生活している人、特にフリーターなどの人はさぞかし大変だろうと思う。

 

 斯様に国民が塗炭の苦しみなのに政府は簡単に防衛費を対GDP比で倍の2%に上げた。対外の敵に確かに備える必要は有るがそれも国民がちゃんと食えている場合で有る。腹が減っては戦は出来まい。それを国民を飢えさせて防衛力強化はあり得まい。

 

 防衛費が倍になるとアメリカ、中国に次いで世界第3番目の防衛費で有る。そこまで必要か? 国民の生活に余裕が有るのならともかく今日を生きるのに精一杯の人が少なくない。それで無くともコロナかの影響もあって大変だというのに。これだけ防衛費に回す事が出来るなら、せめて半分だけでもそれを国民の暮らしの為に使えないものか?

 

 このままでは敵が攻めてくる前に日本は庶民が生活できなくて内側から崩壊するであろう。暮らしに困れば犯罪も増加する。いい事は一つも無い。「衣食足って礼節を知る」である。まずは生活が豊かにならなければ犯罪防止も出来ないし、防衛費に掛けるお金も捻出できまい。為政者はいい加減に「国民は絞れば絞るだけ取れる」と言う発想を捨てたらどうか。