すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

オーディオ店が無い

 大都市と地方は何事に点け格差が拡大しているが、オーディオ店においても例外では無い。私が30代の頃は町のどこの電器屋さんでも必ずオーディオコーナーが有ったし、専門店も有った。それがオーディオ不況と呼ばれる時代が来ると次第に姿を消し、今や県内にどれ位のオーディオ専門店が有るのだろう。しかもそこを訪れても必ずしも興味を引く製品が有るとは限らない。

 

 そんな訳で私の足はめっきりオーディオ店から遠ざかってしまった。まあ、別に新しい製品にはそれほど興味が湧かないから私の場合は構わないんだけど、まだ発展途上の人なんかは東京にでも出掛けた時で無ければなかなか聴きたいと思う製品に巡り会えないだろう。

 

 まさか聴きもしないで購入する訳にも行かないだろうし、真に持って地方在住のオーディオファンにとっては冬の時代で有る。雑誌やネットの情報を得ても肝心の音は聞こえてこないので有る。こんな時に有り難いのはオーディオ仲間の所に訪問させて戴く事だが、それも皆が皆快く音を聴かせてくれる事を承知してくれる訳では無い。

 

 真にやりにくい趣味になってしまいました。家で大音量で鳴らそう物なら家人から非難を浴びるし、ちょいとコンポを替えよう物なら、「いくらしたの? またこんな高い物を買って!」とどやされる。たまの休日の一日、部屋に籠もって音楽に浸りたいと思っても、やれどこそこへ連れて行けとか、また自分勝手な事をしていると非難される。亭主族に憩いのひとときは無いのか?(笑)

 

 だから憂さ晴らしにもオーディオ店は必要だったのです。好きなオーディオの事で店員さんとあーでもない、こーでもないとくっちゃベっていられたのですから。そしてまたそこが男同士の交流場でも有った訳ですよ。年代を超えて付き合えた貴重な場だったのです。段々こんな場が少なくなってきましたねえ。思えば私達は良い時代に生きました。出来るならもう一度あの頃に戻って欲しいですな。

 

昔はこんな積み重なっているスピーカーの中から好きな1台を指定して聴けた物ですがねえ。