すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

EP盤

 EP盤、所謂シングル盤とかドーナツ盤とか呼ばれる45回転のレコードでサイズは174mm×174mmである。私はどちらかと言うとこのEP盤は余り買った事が無かった。と言うのも両面併せて2曲しか入ってないのに結構高かったからである。最初は300円でスタートしたものがやがて400円になり、最後は確か700円くらいになっていたと思う。その頃のLPは大体新譜で2,800円程度だったからジャケットの作りや曲数などから割高と思い買わなかったのである。

 

 一方ヒット曲重視の人は余計な曲を聴かなくて済むというメリットがあるからこちら中心に買う人も少なくなかった。一頃流行ったジュークボックスなんぞは盛り場にあって良く聞いたが、これなんかはEPレコードを使ったのである。運動会で使用するレコードは大抵EPだった。やがて世の中はCD中心になり、レコードを手放す人が増えてきた。私はそうなると何故か流行歌のLPなんぞ無くても良いがEPはちょっと取っておこうかなと言う気持ちになった。ある意味世相や時代を映す記録の品と考えたからである。

 

 以来他人様から貰ったり受け継いだりしてそれなりの枚数になっている。まあ、中には余り聴かないものも有るが枯れ木も山の賑わいというものです。(笑)中にはジャズやクラシックの物も有る。尤もクラシックは演奏時間が長いものが多いので同じサイズでも回転数が33回転のものも有る。これらをたまに眺めると当時は本当に音楽文化が花開いていたなと言う事がよく分かる。それに比べて今は音楽文化がすっかり衰退したような感じがする。もう一度あの頃のように様々なヒット曲が世間に溢れていた時代になって欲しいものだ。

 

 ところでこのEP盤はサイズが小さいので私のターンテーブルでは些か掛け憎い。私の使っているターンテーブルのサイズはいずれも40cmの径なものだからだ。まあ、アームリフターの付いたアームなら何cmで有ろうと問題ないが我がアームは5本とも全部アームリフターは無いし、アンチ・スケーティング機構も無い。ターン・テーブルを回転させながら狙った所に下ろすのはカートリッジ・シェルの指かけを持っている手が邪魔をして中々面倒なのだ。この点30cmターンテーブルならこんな時まだやりやすい。

 

 折角ある程度枚数があるのでジューク・ボックスなんかがあれば面白いのだが、場所を取るから使いたくても入れられない。まあ、昔のポータブル・プレイヤーなんかが案外お手軽でこのレコードを鳴らすにはふさわしいのかも知れない。ともあれこのEPレコードなど完全に昭和レトロ品になってしまった。我々世代から見るとそんなにレトロな感じはしないのにねえ。

 

私がモジュラー・ステレオを使っていた頃最初に買ったEP、「悲しみは星影と共に」

映画音楽のシングル盤も人気が有った。

 


www.youtube.com


www.youtube.com