すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

妙高オーディオ倶楽部発表会

 妙高オーディオ倶楽部の第35回の発表会に行って来た。生憎の天候で柏崎を出る時は気温9度。途中上越市によってミーさんを拾い、会場の妙高メッセに着いた時は気温5度だった。寒いッペよ~。まあ、これもうちょっと下がると間違いなく行きになるよん。オイラまだスッタッドレスタイヤに替えてないんだけど。(知るか)

 

 さて開演は11時半からなので、その前に会場前のロビーで行われているフリーマーケットを覗いてみる。今回はALTECの1505Bホーン+288ドライバー(フェライト)のペアが僅か15万円で出品されていたのが目を引いた。オホ、こりゃあ出物だベ。ホーンがこれだけ綺麗だとネットで20万では楽に売れる。ドライバーだって、5,6万では売れるだろうから儲かっちゃうな。え~、ど、どうしようかな、オイラ。

 

 しかしお昼を食べに行こうと1時に戻ってきた所、その品物は煙のように消えていた。(要するに売れちゃったて事ね)儲けるつもりだったら、さっさと手を出さないとあきまへんな。それから真空管を持って来ている人もいたが、私は自作をしないから興味なし。大体私が使っている真空管はなかったみたいだし。

 

 で、肝心の本日の発表会だが自作イコライザーアンプ12組がエントリーされた。他にA&Rの出川三郎氏、MJ誌でお馴染みの岩村保雄氏、征矢進氏の作品が出品された。

 

昨年はコロナ禍で行われなかったが今年は春、秋と2回行われた。

 

妙高オーディオ倶楽部の重鎮佐藤有一氏の作品。自作の柿渋スピーカーも併せて出品されている。

 

出川三郎氏の出川式電源搭載MUSE OP NF型。

 

小林論司氏の作品でGT管NFーCR折衷型+OP ーAmp出力

 

紅一点、宮本千穂子氏の作品で12AX7 CR型+12AU7ラインアンプ。

 

三浦裕氏でWE製直熱5極管3結によるLCR型。こりゃあまた豪勢ですなあ。(笑)

 

岩村氏でMCヘッドアンプ付きECC88使用LCR型。

 

これまた妙高オーディオ倶楽部の長老霜鳥謙介氏の作品で可変CR型イコライザーによる

SP盤再生です。78回転レコードのかかるガラード301や自作の2A3アンプも一緒です。

これは恐らくRIAAカーブ統一以前のSP盤再生を目指して作られたものと思う。

 

誰が持ち込んだのかは分かりませんがメインスピーカーのA7の他にこの自作スピーカーが一組ありました。残念ながら食事に行っていたので聞き逃したのですが、チラッと聞いた感じでは芯のある音で中々よかったです。因みにユニットは箱が恐らくJBLウーファーがジェンセン38cm、ドライバーがJBLの2470、ホーンは何処製か分かりませんが朝顔ラッパをデッドニングしてあります。トィターがJBL075です。

 

ネットワークも中々豪華版です。(笑)

 

 さて今回の作品も中々力作揃いだったんですが肝心の音出しの時、イコライザーアンプの発表だから当然レコードを使います。ただ問題はそのレコードで出品者の皆さんが持って来たレコードだったんです。だから音の基準がないんです。レコードによって音は違いますから、これでは何を基準にしたら分かりません。せめて主催者側の方でクラシックを一枚、ジャズを一枚、ヴォーカル物を一枚くらい用意してこれを掛けて欲しかった。

 

 そういう訳で今回は機器による音の違いを聞き分けるのが難しく、意味の無い発表会になってしまいました。これではただのレコード演奏会です。出来ればイコライザーアンプ以外は機器やレコードを統一して貰いたかったですね。

 

 そして半導体MOSーFET)を使った作品は征矢氏だけで後は皆管球式でした.別に管球式が悪いという訳ではないのですが、どうも雑誌に書かれていた物のコピー改良型と言ったイメージが拭えず些か残念でした。どうもアマチュアは管球式でないと作れないのか? そうではないだろうがこれまた残念な点ではありました。

 

 寒かったので帰りにミーさん宅で戴いたコーヒーで体が温まりました。ついでに聞かせて戴いた音も非常に良くなっていました。これなら音楽に嵌まれそうですね。