今使っているガウモント・キャリーのドライバーとアルテックの1005Bホーンを入れ替えようと予てから画策していたが、フーさんに頼んでいた物が出来たので、こちらはフーさんに頼まれていたお米を届ける傍ら、取りに行こうという寸法だ。
JBLの375ドライバーをフィールド化して貰い、それに合うホーンも同時購入するので全体としては中々の金額になる。エヘヘ、有り金はたいちゃった。それでも随分安い買い物だと思う。フィールド電源付きだし、永久磁石のドライバーをフィールド化する技術や手間を考えれば、考えて見ればそれなりのお値段になるのは当たり前だ。第一本人にやる気になって貰わなければこちらがいくらして欲しいたって事はそう上手く運ばない。
今迄使っていたホーンを私が取り上げたので、フーさんは新しくRCAの15セルのマルチセルラ・ホーンを登場させた。度肝を抜く大きさで有る。
普通の375ドライバーに見えるがランシングがウェストレックスに納めた物で今ではレア品で有る。ちなみにホーンスロートは自作です。
こちらは向かって右側のドライバー&ホーン。ホーンの脇に書かれているのはどうやらこのホーンの型番のようだ。また手前に有るのはIPCのネットワーク。
私が買うタテマツ音工製のカールホーンは重いので、3つに分解してあった。この金属部分はアルミでは無く銅合金な為とてつもなく重い。
この12xと呼ばれるホーンはこの頃しか作られなかったようだ。全重量50kg。
とにかく重い。
価格は当時の値段で1本30万円。ひんえ~!懐も冷んえ~。(笑)
折角フーさんが気に入って使っていた物を売って貰うのだから、私は悪い奴?まあ、只で戴く訳では無いので、フーさん、勘弁してチョ。なおドライバーの375はバブルバックタイプにして貰いました。ドライバーの振動板は2440ドライバーの物を使い、ロール・エッジです。なるべくならオリジナルに近い仕様の方がいいもんね。
ウェスタンのレコードプレイヤー。
で、フーさんの新しいホーンの音を修理して完成したウェスタンのプレイヤーで鳴らして貰いました。ベルト(布製)ながらアイドラー・ドライブに負けない音です。大型ホーンの音はストレートに音が飛んでくる印象です。明るい音色、早い立ち上がり、立ち下がり。このあたり、10セルの1005Bホーンとは桁が違う感じです。低域もしっかり出ています、更に改良されるのが楽しみです。