ただ今私の為にフーさんがJBL375ドライバーのフィールド化を行ってくれている。今のドライバー、ガウモント・キャリーもトゥイターのWestern596のレプリカもフィールドなので、出来ればウーファーまで全部フィールド化したい。しかしそうは言っても私は何にも出来ない能なしなので一切フーさんにお任せするしかない。
ドライバーは正直言って4インチ振動板のものを使ってみたかったが、中々その機会には恵まれなかった。尤も私がALTECのユニットに拘っていたことにも原因がある。しかし元をただせばどちらも根っこはLANSING。オール・アルテックである必要は無い。
ドライバーが変わることになるとスロート・アダプターを作りでもしない限り、今のホーンは使えない。そこでこの際ホーンもフーさんから譲って貰うことにした。タテマツ音工のカール・ホーンだ。かなりの大きさと重量だが、何とか今のアルテックの箱の上に鎮座出来そうだ。これで果たして中域がどんな音になるか今から楽しみだ。
ただ私の最も期待しているのはウーファーのフィールド化だ。ウーファーのマグネット、特にアルニコ・マグネットはドライバーや何かに比べてパワーがかかるだけに減磁しやすい。我が家のウーファー4発は皆中古だから果たしてどれ位減磁しているのだろう。もしこれがフィールド化出来れば減磁してないウーファーの音が聴ける。
やはり音楽は中域が中心と思うがその音楽を豊かにするのは低域の土台があったればこそだ。それが減磁しているウーファーから再生されたもので良いだろうか。フィールド化することでもっとがしっとした輪郭の音になることを期待している。尤も余りそれが強すぎても些か困るのだが。(笑) 余り強いとしなやかさや色気といったものが欲しくなってくる。まあ、これは贅沢というもので。(笑)
ともかくオール・フィールド化を以て我がスピーカー遍歴は終わりにしたいと思っている。あとはのんびりと音楽に浸っていたいものだ。(ホントかな?)