すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

お散歩クラブの登山

28日(日)にお散歩クラブでお山に登った。生憎メンバーのUさんは五竜岳登山でいないので今回はMさんと私だけとなった。実を言うと最初は私だけの予定だったのだが退屈していて出かけたがっていたMさんを言葉巧みにたらかして(騙して)誘ったのだ。当日は朝6時に柏崎市を出発。栂池自然園行きのゴンドラとロープウェイに乗って登山開始。

写真上:ゴンドラの途中駅。ここの駐車場は無料なのでここから乗る。
   下:登山口の栂池自然園

最初からの急登に早くもMさんはバテ気味。どうも今日は調子が悪いらしい。一体昨日は何をしたんだ?天狗原湿原についた頃は「俺はここで待っている。Oさん(私のこと)だけ行ってこい」とのこと。それはないよ、こんな所で待たれていてもなあ。渋るMさんをなだめすかし前へ。

 写真上:天狗原ではまだチングルマが咲いていた
   下:湿原ではワタスゲも残っていた

だがおっそろしい急登がこの先待ち構えていたのだ。道は巨岩がゴロゴロする急坂となり、はるか上方には雪渓も見える。

 写真1:岩だらけの急登に掛かる。上方にはガスに包まれて雪渓も。
    2:岩の上で羽を休めていた美しい蝶(キベリタテハと判明)
    3:急登の途中のハクサンフウロがくじけそうな心を癒す
    4:岩だらけの道は雪渓まで続く

少し歩いては休み、歩いては休みの繰り返しで漸く急登を突破して平原に出た。ガスはかかっているものの前方にケルンが見える。どうやら頂上は近い。歩行3時間なんとか到着。頂上は真っ平らな所でここで昼食を取る。

 写真上:雪渓を下るグループとすれ違う。雪渓はスプーンカット状に
     なっているので滑らないよう注意が必要だ。
    中:ハイマツの生える台地に出る。ガスがかかっていなければ
      眺めは最高なのに・・・
    下:真っ平らな台地に立つ頂上の標識とケルン

Mさんに「本当は白馬大池まで行きたいんだけど・・・・」と恐る恐る尋ねてみるが「行きたくね〜。待ってるから勝手に行け!」と仰る。まあ、無理もないんですが、ハイ。しかしガスの晴れ間に大池の方角を見ると何と山荘の屋根が大きく見えるではないか。標識には大池まで40分とあるがどう見ても20分ほどで行ける距離だ。道の勾配も大したことはない。私は再びMさんの説得にあたり、またもや前進となった。これはお昼を食べてエネルギーを補給し、しっかり休憩を取ったことで少し元気がでたと思われる。また白馬大池が見えることで更に行く気になったらしい。結局予定通り20分ほどで山荘到着。しばし休憩、私は以前買い逃した山バッジ3個を購入。白馬三山をはじめとした北アルプスの山々は残念ながら拝むことが叶わなかったが大池周辺の風景に満足して帰途につく。

 写真上:白馬大池山荘が見えてきた
    中:夏の花はまだまだ健在。ウサギギク
    下:山荘前のテン場。一番奥の三角の山が新潟県最高峰の小蓮華山

帰りは順調で白馬乗鞍岳山頂より2時間程度で登山口の栂池自然園に着く。Mさんは下りは膝の内側が痛かったそうだが急坂なので無理もない。それにしても初登山にしてはMさんはよく頑張った。「なーに、ハイキング程度の登山だよ。2時間くらいで頂上に着くかな。」という私の言葉を信用して酷い目にあったというのにMさんは充実感で満足のようだ。(エライ!人間が出来ている。)しかし、しかしだ。多分翌日は筋肉痛で悶え苦しんだだろう。心の広い人間ならアッシを恨んじゃいけやせんよ、ヒヒヒヒ・・・・