明日と明後日で連休だ。土曜日を入れると三連休になる。はて何で三連休になるんだっけ? と、カレンダーを見たら月曜日は成人の日で休みなんだそうな。ああ、そう言えば変わったんだっけな。だがどうして土、日とくっつけて三連休にしなけりゃならんのだ?そもそも1月15日にしたのはそれなりの理由があった筈だ。それを三連休にしたのは出かける人が多くなり、経済効果に繋がると言う安易な理由からだ。だが果たしてそれでいいのだろうか? 体育の日にしてもそうだが元々は東京オリンピックの開催日を記念して制定したはずだ。それを動かしてしまっては何の意味もなくなる。成人の日も同じで旗日を変にいじくらない方が良い。そして意味もなく祝日を増やすのも反対だ。海の記念日だとか緑の日だとか昭和の日だとか、こんな旗日はいらない。昭和の日など全く無意味で昭和天皇の誕生日は生きている時だけでいい筈で、亡くなられてからも祝日にするのはちとやり過ぎではないのか?この分だと天皇陛下が崩御する度に祝日が増える事になる。こんな意味のない祝日を増やすくらいだったら、日本古来の行事、文化、伝統に根ざした日を祝日にするべきであろう。例えば重陽の節句などである。昔は男子はこの日に元服を行ったりもしたはずである。こちらの日の方が余程成人の日にふさわしい。まあ、五節句などは元々中国の習慣であるからどうでも祝日にせよという訳ではないが、日本の美しい伝統行事としもて残ってきたものであるから一考を要して貰いたいものだ。
ところで五節句同様、最近廃れてきた行事に小正月がある。いつの頃からか最近ではどんど焼きをするくらいで全く顧みられなくなっている。昔は一月の15,16日は会社は連休だった筈だ。これは成人の日が1月15日だった事とも大いに関係があると思う。成人の日をずらした(柏崎地方では動かすことをズラスと言う。例えば「ほら、オメの車が邪魔になってんねっか。はよずらせや。」などとか「この戸はまたバカ《とても》ずりがわーりねっか。《悪いじゃないか》などと使う)事によって小正月に休む意欲?意義が無くなってしまったのではなかろうかと考える。そして正月に休みがあった後だからなおさらだ。だが子供の頃は私はこの小正月が楽しみだった。短いけれど冬休みがもう一回来たような気分になったのである。私は小正月の行事が休みがなくなった事によりどんどん廃れて行く事を危惧するものである。
おお、本日は何と建設的な意見を述べたのだろう。冴えてる〜。