すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

「屁」について考える

 エー、お食事中の方、ご免なさい。昨日は朝から何故だかオナラが良く出て参った。何でこんなに良く出るのか?昨日食べた物、今朝食べた物を思い出してみるのだが、特別に変わった物は食べていない。大体我が家は貧しい食生活だからあんまり肉などは食卓に載らないのだ。それにKさんに言わせると肉食中心だと臭い屁が出るんだそうな。Mさんが以前の我が家へ来ていた時にはやたらと屁を連発したがこれが臭いの何のって。Kさん曰く「コラッ、またオメー、肉食ったんだろ?」そんな訳で以前の我が家はたばこの煙と屁で黄色く変色していた。であるからして現在の新築の我が家ではこの蛍族と屁ッピリ虫は外でその行為をする事になっている。(知らないうちに白壁が黄壁になっていたなんて事になったら左官さんに合わす顔がない。)
 で、話しを元に戻すとキノコをよく食べているから屁が出るのか?そんなことはあるまい。キノコは去年の秋から途切れる事なく食べ続けているのだから。結局少し胃腸の調子が一時的に低下したのか?と言う結論に強引に導いた。たかが屁くらいであれこれ考えてもしょうがあるまい。
 だが考え次いでに言わせてもらうと、なんで屁のことをお「オナラ」と言うのか?これはお察しの通りブーッと鳴るからおならなんだそうな。じゃあ、すかしっ屁は鳴らんじゃないか、となる訳だがそんなの知らん。
 ところで屁は「放る(ひる)」と表現するのか、「垂れる」と表現するのか、「コク」とするのが正しいのか、と言う事だが「放屁」なる言葉がある事から「放る」が本来の使い方なのであろう。「沈香(じんこ)も焚かず、屁も垂れず」等と落語では使っているようだが、本来糞は垂れる物、屁は放る物だからだ。また「コク」は私が考えるには「体の内から外へ放たれる行為」が「コク」であると思われる。例えば「嘘コクなこの野郎!」である。これは声、もしくは言葉が外へ放たれたのである。まあ、「放る」でも「垂れる」でも「コク」でもどうでもいいんだけどね。落語では「転失気(てんしき)」と言う屁に関した噺がある。これは医者が患者に「時に転失気はお有りかな?」と尋ねる所からその意味を知らない患者とのやりとりが面白い噺である。
 「屁」の芸について言えばその出る音に音階をつけ、曲を演奏してみせるとか、肛門に火の付いた煙草を差し込み、でる煙を屁の力で色々と変化させてみるだとか、全く恐れ入ったというか呆れた芸を見た事があった。ま、しかし、ここまで来るとたかが「屁」とバカに出来たもんじゃないですなあ。
 えー、ではここで小生作の小咄を一つ。
 「おや、お前さん。お前さんの後ろの方から何か変な音がしたよ。」
 「へー、そうかい?」
お後がよろしいようで・・・・
 
 そんな訳で(どんな訳だ?)明日は「落語について考える」のココロだー(何か小沢昭一風になって来たな・・・・・)