今日のNHKのクローズアップ現代を見ていたら、近年民放の時代劇の番組が激減しているという。このままだと撮影の裏方さん達の知識や技術、更には日本の美しい作法、伝統、習慣と言った物が伝えられなくなってしまう恐れがあると伝えていた。さもありなん。昨日も書いた様に昨今の民放の地上放送は目を覆わんばかりの体たらくだ。スポンサーの意向もあって取り敢えず視聴率の稼げる番組、安く上がる番組ばかりになっている。内容は二の次なのだ。だが果たしてこれでいいのだろうか?次代を担う子供達にそんな安易な番組ばかり見せていいのか?たまにドラマがあると思えば殺人事件が出てくる刑事物の様な番組ばかり。これは一体何なのだ。国民を馬鹿にさせ、国民に対してマズい事が起きた時、上手く丸め込むためか?下衆(げす)の勘ぐりでは無いがそう思いたくなってしまう。これでは戦前、戦中の大本営発表と同じ事だ。国民を盲(めしい)、聾(みみしい)にしようとするのが目的か?飛躍的に過ぎるかも知れないが、案外これは外国資本などが暗躍していて、日本国民を一億総白痴化して経済的利益を上げようとする魂胆なのかも知れぬ。今の子供達の親達も大分白痴化してきたので、この計画は案外成功してきているのかも知れぬ。この放送局のバカ製造番組に加えて国もそれに荷担してきた経緯がある。それは「ゆとり授業」だ。週休二日制にして授業時間を減らし、バカ製造を助長してきた責任は重大である。ここへ来て少しは軌道修正したが、まだまだお粗末な教育行政である。
昔では考えられない最近の青少年の犯罪は教育の貧困やマスコミの自覚が足りない事が生んできた結果であろう。
放送番組という物は高視聴率だけが存在意義では無い筈だ。社会に対する啓蒙と言う大切な役目がある。スポンサーの意向だけで作るのでは無く、良質番組を作るという姿勢と矜持をスポンサー側に示して貰いたい。嘗てコマーシャルにはパチンコ屋やサラ金のCMは流さないと言った不文律が業界にはあったが、いつしかそれもうやむやになり、毎日うるさいくらいパチンコ屋のCMが流れている。もはや放送業界に自己浄化を期待するのは無理なのか?国民もいい加減にマスコミ改革に声を上げるべきだろう。でもかなりのバカが増えた現在この願いは叶わぬかも知れぬ。政治家もあの有様ではねえ・・・・・未来の日本を憂うオジサンの戯言は伝わりそうも無い。