今アルテックのスピーカーの低域を駆動するアンプはＴさんから借りた物を使っている。まあ、いつまでも借りていては申し訳ないので自前で何とかしなくてはと思い、先頃からハードオフなどを回っているのだがどれもちょいとした物は皆高い。ヤマハのパワーアンプが37,000円程で出ていたが余りヤマハのアンプは好みではないので見送り。それにもう少し安い物が欲しい。出費はなるべく少なけりゃそれに越した事はない。結局店に有る物は品物も価格も好みの物が無いのでオークションで探す事にした。探しているのはトランジスターアンプなので本当はアウトプットトランスを積んでいるマッキントッシュの様な物がいいのだがマッキンは人気があってどれも高くて手が出ない。で、アキュフェーズかラックス辺りに照準を絞る。アキュフェーズもやはりお高い。探している内にラックスの５Ｍ２１を発見。
写真：ラックスマンのパワーアンプ５Ｍ２１。３５年前は高くて買えなかった。当時の定価は240,000円である。
２台程オークションにかかっていたが１台は開始価格が37,900円で高い、1,977年頃の製品だからいつ壊れてもおかしくない。そんな物に4万円近い金を出すのはアホらしくて出来ない。もう1台の開始価格3,000円の方に参加する事にした。私がその品物を見た時の入札価格は21,580円だったから何日か経って後１時間でオークション終了と言う所で入札する。このまま最後まで行ってくれれば良いのだが、どっこいそうは問屋が卸さない。必ず終了直前に娑婆壊しの奴らが入札してくるのだ。（そう言う私もその一人だが・・・・・）案の定その直後誰かが私と同額をつけてきた。ニャロメ！オメーが入札してこなけりゃこのまま22,080円で買えたかも知れんのに。余計な事するんじゃネー。俺の懐が寂しくなるじゃねーか、ギャー、ギャー。しかも今度はまた違う奴が30,500円の値をつけた。ンナロー、またもや新たな敵出現か？おまけに終了時間が延長になった。（これがあるからヤフーオークションは嫌なんだよね。）踏んだり蹴ったりだ。エエイ、こうなったら寅さんの台詞じゃないが汚穢屋（おわいや）の火事だね。（やけくそ）思い切って終了時間が残り5分を切った所で自動入札で35,000円の値をつける。これで価格が35,000円になるまで自動的に入札が出来る。終了まで後3分。これ以上高くなったら諦める。（オークションは余り熱くなってはいけない）結果再度の延長はなく32,000円で見事私に落札。前回アルテックのウーファー５１５Ｂを入札した時は僅かな差で負けたので今回はリベンジをした格好だ。インターネットのお店では中古で５万円近い値で売っているのでまあまあと言う所だろう。（本当は３万円以下で買いたかった。トホホ・・・）
余談だがラックスの昔の製品は皆デザインが良かったので好きだった。この５Ｍ２１も当時はプリアンプの５Ｃ５０と組み合わせるとすごくかっこよく見えたものだ。手に入れて果たしてどれ位の期間使えるかはわからないが当時の欲しかった製品を手元に置く事が出来満足している。
