すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

蕎麦粉入りうどん?

 久し振りに蕎麦を打った。蕎麦好きのKさんと食べることにしていたのだが前夜からKさんは美味しい蕎麦を食べるために蕎麦つゆを作っていたのだった。さて4人前を打って食べたが久し振りに食べたせいかすこぶる美味い。あっという間に平らげてしまってまだ喰い足りない。こりゃあ我々蕎麦好きは6人前位打たなければならなかったな、と激しく反省。そば湯を飲みながらそれにしても売っている乾麺には余り美味い物が無いな、と言う話になった。するとKさんが言うには
 「蕎麦の乾麺の成分表示で最初に小麦粉の表示があるのは蕎麦粉が50%以下のものなんだ。だから蕎麦粉が先に表示してあるのを買わなくちゃならない」
 「ええー、そうなの?じゃあ蕎麦粉が50%より少なければそれはもはや蕎麦ではないのでは?」
 「そうなんだ。だからもし小麦粉が50%より多ければそれは言わば蕎麦粉入りうどんか蕎麦風味うどんと言うことになっちまう。」
 「そんなことが許されているのか?ジュースなら天然果汁100%でなければジュースとは言わないで果汁入り清涼飲料水だとか単に清涼飲料水と表示されているじゃないか。」
 「まあ、蕎麦の場合は慣例的に許されているんじゃないの?第一つなぎを入れるのが普通だから100%蕎麦粉でなければならないという理由もないし。」
なるほど言われて見れば確かにそうだ。乾麺の中には10割蕎麦と銘打ったのもあるが滅多にないし、しかも価格も高い。そこで調べてみると30%以上蕎麦粉が含まれていれば蕎麦と歌って良いのだそうだ。

http://www.kanmen.com/standard/04_guide.pdf#search=%27%E8%95%8E%E9%BA%A6%E4%B9%BE%E9%BA%BA%E3%81%AE%E6%88%90%E5%88%86%E8%A1%A8%E7%A4%BA%27:全国乾麺協同組合連合会表示等のガイドライン

しかし多くの乾麺蕎麦の成分表示は「小麦粉、蕎麦粉、食塩」などとなっていて割合は書かれていないことが多い。これじゃあ蕎麦粉がどれ位入っているかわからん。だから不当表示で摘発を受ける所は結構ある。

この表示方法だと蕎麦粉の割合がわからない

そこで前述のKさんの台詞にあったように蕎麦粉が先に表示してあるのを買うしか無い訳だ。やれやれ、これじゃやっぱり自分で打った方が美味い蕎麦が食える。蕎麦の乾麺は観光地などで土産物として売っていることが多いが、果たして地元の蕎麦粉を使用しているのか、地元で生産されているのか甚だ怪しい品物も少なくない。また○○蕎麦と書いてある蕎麦の名産地で蕎麦屋さんに入っても美味い蕎麦に出会った例しがない。どうやら「名物に美味いものなし」は蕎麦の場合確かに当てはまるようで。(ま、例外もあるにはありますが・・・・・・)