今週はピンチヒッターで仕事をしているが、最近思う事は仕事をしている人達に対して優しさが無くなってきている事だ。昔の人は思いやりがあってこうやって置けば仕事に来た人が楽に仕事できるだろうな、と言うような事をしておいてくれた。例えば出前で取ったラーメンや丼の鉢を洗って出しておくとかだ。これなんぞはどうせまた洗うんだから洗ったってしょうがないよだとか、向こうは商売なんだからこちらが洗う必要はないだとか言って食べたまま家の前に出しておく人がいる。私はこれが出来ないのである。確かに容れ物を下げた後でもう一回洗うだろう。でも一応洗ってあれば随分楽なはずだ。第一見た目にも食べたまま出しておくのと比べて衛生的な感じがする。私は以前鉄屑屋をやっていたが（紙屑も扱っていた。）ある段ボールを取りに行った所では、さあ持っていって下さい、と言うようにきちんと段ボールが並べてしかも持ちやすい様に置いてくれる方がいた。こちらが持ちやすい様にきちんと並べたからと言って自分の得には一文もならないのである。それでもその方はいつもきちんと整頓しておいてくれた。頭が下がるばかりだ。一方ある事業所では仕分け整理に来ている人達の質が近年大分落ちた。つまりこちらが機械化して来たのをいい事に満足に整頓しなくなってきたのである。段ボール箱はつぶさない、置き方も雑然としている。口を開けば置き場所が無いから早く取りに来てくれである。ちゃんと箱を潰してきちんと置けばその何倍も置けるのに面倒をするのが嫌なのである。要するに最近の人達はノメシになったのだ。こちらは商売であるから少し位整頓が悪かろうと文句は言えないのだが、それにしてもである。
私達は仕事をされる方達の身になって考え、行動したいと今週仕事をしながら自分自身を戒めたのでした。
