この前残してきたクリタケがどうにも気になるので雨の晴れ間を突いて出かけた。(何をまた物好きな・・・・・。ほとんど病気だな)幸い雨に降られる事は無かったが中々キノコの姿を見つける事が出来ない。幼菌だったクリタケはまあ採られる程にはなっていたので採ってきたが、後はさっぱりだ。ヌメリスギタケモドキがたった1本あっただけ。諦めて帰ろうとした時怪しげなキノコを発見。
落ちていた木の枝に小さいヤツを発見。だが良く辺りを見渡すとそれよりももっと大きいのが土中より生えている。これは一応採って帰らねば。何だろう?あんまり見た事の無い色をしている。ムラサキアブラシメジモドキともちょっと違うしなあ。兎に角持って帰ってH先生にご判断を委ねねば。
まあ、これが食菌だったらまたレパートリーが増える事になるのだが・・・・。
さて夕刻先生に見て戴いたら
「あー、こりゃあモエギタケだよ。」
と即座に返事が返ってきた。
「食べられるんですか?」
「いや、食べない方がいい。これは最初はこんな色をしているが、やがて緑から黄緑、黄色と笠の色が変化して行くんだ。」
「はあ、そうですか。」
私は食べられないキノコと知ってガックリ。ぬめっていて何か食べられそうな気がしたんだけどなあ。こんなカメレオンみたいなキノコがあるとは知らなんだ。結局収穫はヌメリスギタケモドキ1本と少しばかりのクリタケだけ。
これじゃあ「飴の銭より笹の銭」だあ。ガソリン代が出ないぞ〜。
と吠えまくっては見たもののまた明日辺り違う所へ行く気になっているすかんぴんでした。