すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

オリジナル盤

 LPレコードにはオリジナル盤という物が存在する。つまり初回プレス盤なのだがジャズの場合レコード店などでは滅法高い値段が付いていたりする。これは初回プレスなので当然音が良い。木版画などの初刷りと同じでスタンパーが新しい内は音の鮮度も良いが、何度もプレスを重ねて行くと当然スタンパーは減ってくる訳で、そうなればそれでプレスされたレコードは情報量が落ちてしまうと言う訳だ。またジャケットも再発盤のジャケットはオリジナル盤を写真に撮り、コピー印刷しているだけだから黒の部分が潰れていたり、白飛びを起している事が少なくない。斯様にオリジナル盤とは有りがたい物であるが、何事も程度という物が有る。幾らオリジナル盤と言えど散々聴きまくってすり減ったものやレコードのかけ方や手入れが悪く傷だらけ埃だらけになった物などは新しい再発盤の方がましである。ま、臨機応変と言う事ですな。

 かく言う私もオリジナル盤は少しはある。確かに音は良い。しかし何せ決してお安くは無いのでそうそうオリジナル盤ばかり買ってはいられない。まずは再発盤を買い、ものすごくその盤が好きになったらその時購入を考える事にしている。とは言え私の持っているオリジナル盤はみんな友達からのあてがい扶持なんですけどね。でも御陰でオリジナル盤の有難味が分りました。

 オーディオにこれだけお金を掛けるならオリジナル盤をかなり買えるんですけどね。音源が駄目なら幾らその後のオーディオ機器が良くたって出てくる音はいい音にはなりはしないんですから。このブログを書いている今お気に入りのSP盤を聴いていたがいつも好きな曲が入っているA面しか聴いていなかった。で、たまにはB面を聞いてみる事にした。そうしたらビックリ。B面の方が遙かに鮮度が良く音のレベルが高いので有る。やっぱり良く聴くA面はすり減っていたんですな。今度はしっかりB面も聴かなくっちゃ。