Ｙさんのお店へ（私の随時立ち寄り所です）遊びに行っていたら、最近またＬＰレコードに目覚めたというＩさんがやって来た。伺うと仕事をしながらＣＤを聞いているが、ＣＤだと高域がきつく頭が痛くなるとのお話。そこでまたアナログプレイヤーを購入したいと相談に見えたのだ。しかも腕には通販で購入したばかりのＬＰが抱えられている。
Ｙさんの話では午前中に来られたお客さんから長岡のハードオフにレコード・プレイヤーが沢山出ているとの情報を得たとの事。たまたま居合わせた私は
「それなら早速買いに買いに行きましょう。善は急げですよ。」
と進言した。
「気の早い奴だな。それならお前さんが車を出すかい？」
とＹさん。
Ｉさんの車は電気自動車なので長い距離が不安なのだ。そこで二つ返事で
「いいとも！どうせオイラ今日閑だもん。」
まあ物好きと言うかお人好しと言うか、一文の得にも、嫌それどころか燃料代を損してまでつき合おうってんだから、これはもう閑人の極みですな。
で車を飛ばして長岡まで。お目当てのレコード・プレイヤーはお手頃のものがありました。しかも割合綺麗。ＣＤ全盛時代になってしまったため、ある意味希少価値があるので、有名製品はかなりお高いが、お手頃価格帯製品だった物はかなり安く入手できる。貼られた値段を見て熟々あの頃は高かったなあと嘆息する。
Ｉさん、念願だったプレイヤーを手に入れてどうやら毎日レコード三昧の日が続きそうだ。実はこの方以前はオーディオ装置（アナログ･プレイヤーも含めて）を持っておられたのだが、ＣＤ時代になったらＣＤの方が扱いが簡単だという事で廃棄してしまったんだそうな。（あら、勿体ない！）それが前述の如く最近ＣＤがご自分の耳に合わないと感じてきて、アナログ回帰に足を踏み出したという訳だ。
我々アナログファンにとってはまさしくご同慶の至り。お仲間が出来て嬉しい限りだ、でもＩさん、アナログ･オーディオは奥が深いから、せいぜい泥沼に足を踏み入れぬようご注意下さいね。
