○田さんから母校の校歌を録音したソノシートをＣＤ化して欲しいと頼まれた。ソノシートとは懐かしい。昔は雑誌の付録だとか英会話の教材などによく使われた物だ。レコードより再生回数は落ちるが、録音の良い物は決してレコードより音質が落ちる物ではない。それに折り曲げない限り、レコードと違って割れる心配もないし、軽くて薄い点も良い。昔いたずらをして蓄音機でソノシートを再生しようとしたが、蓄音機のサウンドボックス部分が重くて鉄針でソノシートに穴を開けた苦い思い出が有ったっけ。
ソノシートをつけた世界の音楽を集めた本というのも有りましたな。まさしくアルバムです。世界の景色は本の写真で楽しめ、音楽はソノシートでと言う訳である。う〜ん、ＣＤなんかより有り難みがある感じがする。やがてカセットテープの登場と共に語学教材の場からは姿を消して行くのであるが、案外テープより管理しやすかったので、本当はこちらの方が優れていたのかも・・・・・？
ＣＤ化しても10年もしたらＣＤの劣化により情報が消えてしまうこともあるが、ソノシートやレコードはそんなことにはならない。アナログならではである。こうなると技術は果たして進歩しているのかと疑いたくなる。
ともあれ○田さんからＣＤ化を頼まれたソノシートは校歌一曲しか入ってないからＣＤ丸々1枚使うのは勿体ない気がするが、まあ頼まれた仕事だ、頑張ってやるべえ。
