このところ浦島太郎体験ばかりしている。先頃、地元の番神、東の輪地区を散策した時もそうであったが、まるで依然と家並みがすっかり変わって、別の地区へ来たみたいだった。中越沖地震後すっかり変わっていたのに、そこを通らなかったので、わからなかったのだ。
昨日Ｋさんに頼まれてスピーカーのバッフル板を鉄で加工して貰うため、加工工場へ向かった。しかし到着した時、何か変だなと感じた。そう、事務所の位置が以前とは違っていたのである。それどころか工場兼倉庫も増築されていた。さらに会社の名称も少し変更されていた。勿論そこに勤める方々は私の知っている人は一人もいない。
まあ、無理もない。私がこの工場に加工を頼みに来たのはもう十数年前だ。変わっていたっておかしくない。そして以前はここで直接加工を頼むことが出来たが、今は本社の方へまず頼んで欲しいとのこと。そこで少し離れた本社の方へ行って頼んだが、こちらでも倉庫の棟数やトラックの台数が増えていた。本社の従業員も私の知っている方はやはり一人もいない。
昔は顔馴染みばかりだったこの会社も私を知るものは皆無。未来の世界にワープした浦島太郎のようで些か寂しくなった。まあ今の場所に隠遁生活を送っているようなものだから、浦島太郎のように世間が変わっているのに気付かなくてもおかしくはない。インターネットで日々最新の情報を得ているようでも、足下の情報はすっかり抜け落ちていたのだ。まあ、今後は精々タイムマシンに乗らないようにしますか。（笑）
