午後からさて日が傾かないうちに走ってくるかと準備をしていたら、ピンポ～ンとチャイムが鳴った。誰かと思ったら、久し振りにＭさんだった。全く人がトレーニングに行こうとしていたのに、タイミングの悪い奴ちゃ。あ？ でも手に持っているのは？ひょっとしてお土産？そうだったらボクちゃん走りに行くのを止めようかなあ。（なんとまあ現金な野郎だ）しかし、この男珍しく気の利いた事をしてきたな。感心、感心。今後も忠勤に励みたまえ、オッホン。（えっらそうに）
Ｍさんは日本会議の旅行で比叡山延暦寺へ行ってきたとの事で、お土産にお酒とお饅頭かな？を買ってきてくれた。お饅頭の方は山仲間のＵさんにやって欲しいとの事。うーん、感心じゃ。これ、その方、その心構え、忘れるでないぞ。（お前はいつからお殿様になったんだ？）
んで旅行中の話などしていたら、またもやピンポ～ン。あんら、噂をすれば何とやら。今話をしていたＵさんがお歳暮を持って現れた。あれまあ、また戴けるのね。よくよく今日は戴き物が多いざあますこと、ホホホ。これもアタクシの人徳かしらね。（またオカマになるんじゃねえ）
タイミング良く現れたＵさんに先程預かったお饅頭をあげる。Ｕさんは珍しい事が有るもんだと、ビックリしたような顔をして受け取った。（やっぱりね）そして旅行の続きなどを話していると、またまたピンポ～ン。あんれま、またかいな。今度は誰？
玄関に出てみると同級生のＯ君だった。見ると手に何か持っている。あ、またお土産ね。悪いのう。ぐふふ、今日はホントについてるぞよ。え、キノコ？ キノコの鑑定をしてくれって事？ あちゃー、何だ。喜んで損した。（アホ、錚々貰い物が有るかい）
それにしても人が集まる時は集まるもんじゃのう。どれ、キノコを見て進ぜようか。
「エノキダケだと思うんだけどなあ」
とＯ君は言って袋から取り出した。
「ああ、はい、正真正銘のエノキダケです。お店で売ってるエノキダケとは似ても似つかないけど、これは成長した天然物ですな。何、もう1種類あるとな？ エート、これはうん、分からん。後で調べておくから置いてって。」
と言う訳で今度は一同キノコ談議。そしてＯ君が、じゃあまたと言って帰ると、一同潮が引くように帰って行った。しかしまあ、この短い時間帯に私が呼び集めたかの如く、良く集まったものだと感心した。やっぱり閑人の臭いがして集ってくるんでしょうかねえ。（笑）
