すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

昭和30年代

 お昼からNHKBSで「続ALWAYS三丁目の夕日」「ALWAYS三丁目の夕日'64」を立て続けにやっていたので、ずるずると見てしまった。画面に昭和30年代のグッズが出て来るので、思わず見入ってしまう。貧しかったけれど何かギスギスしない、そして生活を楽しんでいたような感じさえ有る。そして将来の明るさが見えていた。

 

 今振り返ってみるとあの頃が一番輝いていたような気がする。今は経済的に日本も成長し、色んな物が手に入り、生活するには誠に便利になった。鉄道や車の発達で何処へでも簡単に行けるし、文化程度は格段に向上した。

 

 けれど何か満たされない物が有る。それは将来に対しての不安なのか、(老い先短い私のような者に将来が有るとも思えないが(笑))今の世相から来る物なのかは分からないが、どうも遊ぶ事に夢中だった子供時代や、その後の汗にまみれて働いていた頃の方がずっと充実していたように思えるのだ。

 

 生きる事に必死で何も考えずにがむしゃらだったから良かったのかも知れない。しかし何よりもあの頃は人と人が繋がって生きていたように感じる。今は生活に余裕が有っても、そこの所が欠けているような気がしてならないのだ。

 

 そんな事を考えながら映画を見ていたら、突如Kさん乱入。年越し蕎麦のお礼だと行ってワインを持ってきてくれた。この所私が飲んでいるのはビールでは無く酒だと盛んに私が吹聴しているので、最近皆さんが恵んで下さる酒は皆ワインばかりになった。お陰様で当分ワインには困りません、ハイ。蕎麦も今年は特別美味しかったとの事。まあ、私にお礼を言うより、蕎麦粉を送ってくれたFさんに感謝ですな。

 

 で、一緒に映画を見ながら、あの頃はああだったな、こうだったなと話に花が咲く。粗野だけど面白い親父たち。悪ガキばかりだけど皆たくましかった。ちょいとくらい親に殴られたってへこみはしませんよ。貧乏で鍛えられているからね。(笑)おおらかな時代だった。皆近所の人にゴセ(世話)を焼いていたなあ。今は「隣は何をする人ぞ」だもんね。

 

 今の時代が何となく生きづらくなってきていると感じるのは私だけだろうか?個人情報だからとやたらと隠されたり、秘密にされたりして。あの頃はそんなもんなーんにもない。個人情報なんて筒抜けですよ。でもそれを悪用するなんて事は滅多に無かった。やっぱり時代は変わったねえ。(笑)

 

 学校から帰るとランドセルを放り出し、直ぐに遊びに行ってたあの頃が懐かしい。図らずもそんな少年時代を思い出させてくれた今日の映画でした。