テレビを見ていたら、突然バックにイーグルスの「Take It Easy」が流れた。途端に懐かしい気持ちになって、無性にイーグルスが聴きたくなった。そう言えばもう何年もロックなんぞ聴いてやしない。ほとんどここの所はジャズとクラシックばかりだ。別におつにすましてるとか、そちらの方が高尚そうに見えそうだからと言う訳ではない。ただ自分の好みが変化しただけだ。
しかし毎日同じ物を食べていれば飽きるように、たまには違った味の物を食べたくなる物だ。況してや嘗て自分が好きだった物で有れば尚更である。とは言え私はロックなんぞはそれほど好きではなかったのだが、イーグルスは例外だったのである。まだ若かりし頃、「Take It Easy」や「ならず者」を聴いて、この新しいロックにすっかり惚れ込んだのである。そして「Hotel California」が出るに及んで決定的になった。
今迄明るくポップなロックだなと思っていたイメージが陰の部分を感じさせてくれるようになって、一層深みを与えてくれたのである。そんな訳で今日の様に偶々イーグルスの音楽が流れてくると、何故かまた聴きたくなってターンテーブルにのる事になる。晩ご飯を食べた後、一服し、やおら聴き始める。ロックはやはり音量を上げて聴かなければ意味がない。しっかり近所迷惑をしてお騒がせしました。ジジイの青春回帰にも困ったもんですなあ。（笑）ペコリ。
