すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

耳が悪かとねー

 お昼からミーさんが我が家に立ち寄った。ヨーさんの所に用事があったので、その帰りに寄ったようだ。何か聴かせて欲しいというので、音の良いレコードを適当に選んで掛けた所、ミーさんは怪訝な顔をしている。

 

 レコードを換えても同じだ。そして左チャンネルの方が音が強いというので、右をやや上げるが、それでもまだ左が強いという。おかしいなあ、この前聴いた時はそんなことは無かったんだけどなあ。で、今度は思い切り右を上げて左を絞る。すると突然ミーさんは「あれー、右のドライバーから音が出てないよ」と言う。流石に今度は我が輩にも分かったぞよ。右チャンネルはウーファーしか鳴ってないのだ。ゲッ、ひょっとして右のドライバーが逝かれた? フィールド電源は入れ忘れてないんだから、鳴ってないとすると逝かれた以外に考えられない。それともアンプ?

 

 事実は直ぐに判明した。何と右のフィールド電源の整流管がご臨終を迎えていたのだ。ミーさんに促されて側へ行って見てみると、確かに真空管が点灯してない。ありゃあ、これが犯人か。ま、切れたのはしょうがない。幸い予備の真空管があるので事なきを得たが、それにしても音が出てないのに気が付かないんだから、ワシの耳もお粗末じゃね。こりゃあ、オーディオマニアの資格無しですな。(涙)

 

 まあ、ワシは左側で聴いて居ったから、ちょっと今日は音に精彩が無いなくらいにしか感じなかったんじゃよ。(また言い訳をする)それとこの間は問題無かったという先入観念があるから、余計疑わないのよね。ま、ワシはしょっちゅうこう言った間違いをしているから、たまに他人が来て音をチェックしてくれるのは有難い。反って第三者の方が冷静に音を判断出来るようだ。自分の機械だとどうしても良く鳴っている筈だの思い込みが強くなる。そう言う意味で他人に判断して貰うのも決して悪いことではない。尤もあんまりケチを付けられると頭に来るけど。(笑)

 

 彼が帰った後、左右のアンプの球を出力管を除いて交換してみた。そうすると前段の球交換では相変わらず左チャンネルからプツプツとノイズが出ていたが、整流管を交換するとノイズが止まった。しかも右チャンネルからもノイズは出てない。あれー、何で? 後でフーさんに電話して尋ねると、それは多分整流管の接点不良だったんだろうとのこと。たまに磨いてやると良いとのこと。うーむ、接点不良は様々な所で経験しているが、まさか真空管の脚で接点不良が起きているとは思いもよらなかった。たかが接点、されど接点ですな。

 

 エー、そういう訳で今日は整流管が1本おじゃんになったけれど、左チャンネルから聞こえていたノイズが止まりました。まさに「禍福はあざなえる縄の如し」ですな。