ちょっと時機を逸してはいたが、夢の森公園に咲いている花が見たくなって散歩がてら訪れた。既にカタクリや雪割草、ショウジョウバカマ、キクザキイチゲなどの春初めに咲く花はとうに終わっていた。公園の裏口の方から入ると垣根に使っているカラタチの花が咲いていた。歌の歌詞にも使われてはいるが、余りじっくりと見たことはない。また見ても直ぐに忘れてしまう。これもまた老化現象ですな。
歌に歌われている通り「白い、白い花」です。
この時期何処でもこうやって鯉のぼりを吊すのが流行になったようだ。
ショウジョウバカマが終わった所は一面にイカリソウが咲いていた。いい花ですよねえ。
稚児百合も可憐でいいですねえ。
これからはイワカガミの季節です。
あちこち新しく咲いた花の写真を撮っていたら、ふと山菜のシオデの事を思い出した。そう言えば以前取った場所はこの近くの杉林だったっけ。あれ結構美味しいんだよね。そうそう、この間から今年はシオデを採るぞーと言っていたのにすっかり忘れていた。幸い近くに来たんだから、これは何が何でも、あ、採らねばなるめえ。(見得を切らなくたっていいんだよ)
杉林へ入るとシオデよりゼンマイが目につく。些か伸びすぎて開き気味ではあるが、なに構うことはない。採らないより良い。こうなるとシオデそっちのけでゼンマイ採りに狂奔します。(笑)でもゼンマイを採る間にちょこちょことシオデが採れました。なにアタシャそんなに採らなくたっていいんだ。晩ご飯のちょっとしたおかずにさえなればいいんだから。ま、色々春の山菜を食べてみたいって事。
シオデもちょっと開き気味だがまあいいや。
それにしてもゼンマイがこんなにこの杉林に出るとは思わなかった.栄養不良のせいか、全体に細くひょろひょろしているが、味の良いアカゼンマイがいい。こりゃあ、いつもゼンマイ採りに行く所みたいに崖にしがみつかなくて良いから、遙かに楽だ。しかしもうちょい早く来るべきだったなあ。余り人が来ない所みたいだから、こりゃあ取り放題だべ。おまけにコシアブラも出るみたいだし、来年は必ずここへ来よう。
ゼンマイやシオデなんて採るつもりは無かったから、袋も用意してきてないし、時間も余り無いので、引き上げることにした。途中道の真ん中に激しく土を掘った跡がある。誰もこんなところを掘り返したりする物好きはいない筈だから、恐らくこれはイノシシの仕業で有ろう。こんな所にまで出るなんて。
イノシシの掘り返した跡みたい。
杉林を抜ける辺りでニシキゴロモ(多分)の花を見つけました。辺りを見回したけど、これしか咲いてませんでしたから写真に収めました。これも可憐ですね。
帰宅して早速ゼンマイとシオデを茹でました。ゼンマイはこうして少しずつでも採って行けば、チリツモで沢山溜まるかもね。余り一度に採るよりも楽かも知れない。さーて今度はウド取りに行くべ。春は楽しいなあ。