すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

スピーカーのエッジ

 明日は○桐さんとスピーカーのコーン紙を張り替えて貰うために中郷にお住まいのSさんの所へ行く予定だ。それを聞きつけたヨーさんがお仲間のスピーカーのエッジもついでに直してやって欲しいとスピーカーを託された。

 

 訊くとローサーの新しいスピーカーだという。然もありなん。古いタイプのスピーカーのエッジは大抵布か紙だからそんなに駄目になることはない。しかし最近の物はウレタンかゴム・ロールエッジだから大抵5,6年で駄目になる。何十万、いや何百万ものスピーカーを買って直ぐに駄目になるというのではあんまりだ。

 

 これでは買う時に5,6年後に駄目になることを想定していなければならない。新しい技術が導入されていながらこれはないだろう。昔のスピーカーなら10年どころか20年使っていても駄目になることはない。

 

 考えてみれば幾ら初期性能が良くたって長く使うことが出来なければ、その製品の価値はかなり割り引いて考えねばならない。その点プロ用機器は耐用性が有るから、そう簡単に壊れはしない。確かに消耗部品ならある程度使えば交換しなければならない物だが、スピーカーのエッジは消耗品になってしまったのか?

 

 エッジが駄目になったからと言ってスピーカーを捨てることはない。張り替えてくれる人がいる。器用な人は自分でやるくらいだ。亡くなったN君はセーム革を使って直していた。まあ、あまり見てくれは良くなかったけど、皮だけに丈夫で有ったことは確かだ。(笑)

 

 この間我が家へ何年ぶりかで寄っていった郵便局へ勤めるKさんがタンノイのアーデンのエッジがボロボロになったので捨てたという話をされていた。あんら~、勿体ない。アーデンはコーン紙が余り良くないので、モコモコとした音になるから、この際思い切ってコーン紙を全部張り替えて貰ったら、反っていい音になったかもね。そんな話をしたらKさんは捨てる前に相談すれば良かったとのこと。

 

 そうです。捨てるのは最後の手段。捨てるくらいならネットで叩き売りましょう。いくらかにはなります、ハイ。それにしても嫌だねえ。大金を出して買ったスピーカーが今や消耗品扱いとは。ひょっとするとエッジがすぐ駄目になるような素材にしたのは音のためではなく、修理で儲けたり、買い換えさせるためだったのか? アタシャ昔のスピーカーで良かったとよ。