最近人に会うとお互いに言う言葉は決まって「打ちましたか？」とか或いは「予約しましたか？」だ。ことほど左様にワクチン接種の有無は高齢者にとって大事になってきている。一つにはワクチン接種をすることによって、ある程度行動制限を緩くして良いと言う自分勝手な解釈ではあるが、自分に言い聞かせることが出来ると言うことが有る。二つにはこれで重症化するリスクを負わなくて良いと言う思いもあろう。
だから高齢者同士が会うとつい先ほどの挨拶になってしまうという訳だ。無理も無い。本来なら仕事も引退し、余生をのんびりと旅行したり、美味いものでも食べてと言う所なのに、すっかりコロナのせいでそれも出来なくなってしまったからだ。
年寄り同士集まって茶飲み話なんてのも控えてくれと言うのであれば、年寄りには何の楽しみも無くなってしまう。だからコロナ発症の心配をしないで済むワクチン接種は甚だ重要なのである。しかし折角接種してもまた新しい変異ウィルスが蔓延するようになれば再びワクチンを打つ必要に迫られるかも知れない。
こうなると「打ちましたか？」が本当に日常の挨拶に取って代わられそうだ。（笑）早く日本開発のワクチンの登場を待ちたい所だ。だがそれにしてもワクチンを打ったからと言って感染してないとは限らない。ウィルスを持っていても発症してないだけかも知れない。そうなると自分は大丈夫だからと言って動き回り、まだ接種してない若い方達に感染させても困る。だから本当にウィルスを押さえこむ迄は安心出来ない。
私自身は今迄インフルエンザ注射は打ったことが無かったが、これからはひょっとして毎年コロナワクチンを打つことになるのかと、いささか面倒臭さと恐怖を感じている。ともあれ「打ちましたか？」が日常の挨拶とならぬよう願うばかりだ。でもひょっとして今年の流行語大賞？
