この間畑へ行ったら急激に土手の雑草が伸びていて驚いた。流石に梅雨時は気温が高くて水分が有るから草は良く伸びる。で、草刈りだが午前中は朝のうちは涼しいが、それから強烈に暑くなるから、夕方の涼しい時間帯にやろうと決めていた。
で、本日水遣りがてら実行に及ぶ。時刻は午後4時。流石に午前中のような強烈な日差しは無いから、これなら草を刈るのも楽だろうと高を括っていた。ところが草刈り機のエンジンを始動させようとしても中々掛かってくれない。コノー、どうしたんだ、一体。早うかからんかい。あ、ブヨが寄って来やがった。エエイ、うるさい。これ、早くかからんとブヨに顔をさされて顔がブヨブヨになってまうがな。(洒落ね）
クッソー、この草刈り機め、知らん顔してやがる。わざわざ我が輩が動きたくないのに頑張ってこうやって草刈りに来て居るというのに、サボタージュするとはいい度胸だ。アー、君ィ、動かないと後で面倒な事になるよ。金融機関の方から圧力の電話が行くかも知れないから覚悟してチョ。(何じゃ、そりゃあ）
どうも燃料を吸い込みすぎたかも知れないので、ひとまず少し休ませてからまた掛ける事にした。その間野菜に水遣りをする。それにしてもブヨがウルサイ。顔以外は完全防備しているので、顔だけ狙いを付けて襲ってくる。特に耳の辺りに来るとブンブンと音が聞こえるので余計気になる。
どれついでに実った作物の収穫と行くか。エー、ズッキーニ、ナス、キュウリ、トマト、ピーマン、それからもうさすがにカボチャもいいだろう。これだけ長く置いといたんだから熟したはずだ。どれ、あまり大きくならなかったな。ま、いいか。あれ？ 何だ、ちょっと軽いな。ゲッ、裏側が腐っている。しもた、長く置きすぎて腐ってしまった。あーあ、損こいた。全くカボチャは収穫するタイミングが難しい。結局カボチャは1個しか収穫出来んかった。グシュン、苗代出たかな？
さーて今度はエンジン掛かるかな。まごまごしてると日が暮れてしまうがな。どれ、掛かれー。あら、また駄目だ。オイラもう待っておれんとよ。その後も必死にスターターのレバーを引っ張るもあきまへん。ヒーハー、ヒーハー、大谷君じゃ無いけど、疲れたー。うー、一休みすると直ぐにブヨが寄ってくる。エエイ、うるさいっちゅうに。この吸血鬼共め。と言ってこいつらに十字架は効かんしのう。(当たり前だ）
これで駄目なら出直そうと再びレバーの紐を引っ張るとズドドと爆音が聞こえた。お？上手く行くかも知れん。その後何回かやって漸く掛かった。ウー、手間の掛かる奴じゃ。ストライキもいい加減にせいよ。
その後は順調に草を刈っていたが、もう日暮れなのでとにかくブヨの攻撃が凄い。ここは川が近くに有るし、田圃の用水も流れているので、余計ブヨが沢山いる。じっとしていると途端に顔に群がってくる。これじゃ休んでおれんがな。ヒーハー、ヒーハー。な、何とか大雑把だけど刈ったから、もう退散しよう。夕方は涼しくていいと思ったが、とんだ計算違いだった。どちらにしても楽は出来ないようになっているのね。アー、顔が痒い。もうちょっとでお岩さんになる所だった。もう夕方に草刈りは断じてしないぞー。
うー、ブヨさえいなけりゃ良かったのにぃ
