すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

炬燵

 11月も下旬ともなると炬燵が恋しくなる。部屋はそれほど寒くなくとも足下がどうも冷えてきて温めたくなるのだ。まあ、頭寒足熱という事から言っても炬燵は優れた暖房器具だが、如何せん、炬燵に一旦入ると出たくなくなる。(笑)

 

 うちのオヤジ殿は炬燵の事を「ノメシ穴」と言ったが、言い得て妙だ。出たくなくなるから、自分では動こうとせず、人を使ってばかりいる。(笑)

「オーイ、新聞持ってきてくれ」「あ、ちょっとそこの灰皿取って」「眠くなってきたから毛布でも掛けてくれないか」などと立っている者を使わなきゃ損だとばかりこき使う。(笑)

 

 しかしこれは逆に漫画家の小林まこと氏描く所の「What's Michael?」に出てくる大林夫妻みたいに逆襲に転じる手も有るが。

「おい、そこの眼鏡を取ってくれないか」

「取ってやってもいいんだけど、ほら、私が動くと折角眠っているマイケル(飼っている猫の事)が起きちゃうでしょ」

と奥方は動こうとしない。で、頻繁にこれをやられるもんだから、旦那の方もマイケルを利用して同じ事を始める。さあ、そうなるとお互いに動きたくないもんだからマイケルの取り合いとなると言う訳だ。(笑)

 

 まあ炬燵も似たようなもので先に炬燵に潜ってしまった方の勝ちだから困ったものだ。で、一旦炬燵に潜り込んだが最後トイレに行く時以外は決して出て来ない。だから一日の歩行数も勢い少なくなる。まさしく人間の冬眠状態ですな。

 

 我が家は建て替えてからと言うもの椅子の生活になってしまったから炬燵を建てなくなった。あ、ところでウチの方じゃ炬燵を出すと言わないで建てるって言うんだよね。まるで家を建てるみたいだけど、他に使っている所は有るかな? ウチは全館暖房みたいになっているから、炬燵に潜り込む必要がないんだよね。

 

 それは有難いんだけど、この時期はまだそこまでやらないでエアコンのみの暖房だから足下が何だかスースーするようで炬燵が恋しい。でもそうなったら益々私のノメシコキに磨きが掛かりそう。(笑)ああ、それから炬燵が無い訳じゃない。ちゃんと炬燵と座卓兼用の所謂座卓炬燵は買ってあるんだけど、必要ないから建てないだけだから勘違いしないようにお願いします。当方それほど貧しく有りません。念のため。(いつもと言ってる事が違うじゃねえの?)

 

 ともあれやっぱり炬燵っていいよねえ。人間がノメシコキになるけど、何かほのぼのとして、のんびりとしてくつろげそう。昔は我が家も猫を飼っていたので、炬燵を建てると必ず猫がちょこんと上に上がって寝ていた記憶がある。猫にとっても有難い暖房器具だったんだね。こりゃあ日本人の一大発明だな。(笑)この冬は炬燵を建てようか。

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