今日ミーさんがオークションに出品して欲しい品物を持って来がてら遊びに来たが、その折ネットでダウンロードした音楽をネットワーク・プレイヤーを介してお聞かせした。その中で明らかにこれはCDが音源と思われる物が有ったが、これがどうにも音が平板に聞こえてしょうがないのだ。何となく力感や音のメリハリも無いようにも聞こえる。
これは1,984年の録音であるから当然CDも発売されている筈だ。ネットに挙げた人は恐らくCDの方が挙げやすかったからそちらを挙げたのだろう。だがこのLPを持っている私はしょっちゅうこれを聞いているので甚だ迫力不足に感じた。このアルバムはマンハッタン・ジャズ・クインテットのデビュー・アルバムだ。彼らのアルバムの中では私はこれが一番気に入っている。
ダウンロードした曲はサマータイム。これを聴いてこんなヘナチョコな音は絶対CD音源に違いないと感じた。ところでCD録音とLP録音とでそんなに差が無い物も有るが、概ねCDの方がどうも前述のような音の傾向に有る。他のネットでダウンロードした中にパティ・ペイジの「テネシー・ワルツ」が有ったが、これなんかひょっとしてSP盤が音源では無いかと思われるような感じだったが、音は非常に生き生きしていた。何と言うかちゃんと音楽になっているので有る。
大してMJQの方のダウンロードした奴は音に精気が感じられない。只鳴っているだけのような感じだ。まあ、CDだけしか聴いてない人は違和感を感じないかも知れないが、まさかダウンロードした物にさえ差がこんなに有るとは思わなかった。どうやらネットから音楽をダウンロードする際はなるべくアナログ音源の物を探した方が良さそうで有る。
まあ、どうやってアナログ音源かデジタル音源かを見分けるのかは難しいも知れないが、その辺はもう感で有る。（笑）何せ録音年代が古いからと言ってCDに復刻されている物も有るからだ。これはもう聴いて判断するしか無い。
どうせネットからダウンロードした物だから、うるさいことを言わずに聴いていればいいのだが、ここまで音が違うと流石に考えざるを得ない。ところで私は本来CDの音はそんなに悪くないと思っているので有る。ただ今の録音技師に本当に音が分かっているのかと言いたくなるCDがほとんどだ。ちゃんとしっかり録音すればアナログに負けない音質になる筈なのだが、何処でどう間違ったか今のCDの音はつまらない。
だが今のCDの音は飛躍的に良くなったという御仁もいるから世の中は面白い。人によって感じ方が違うんですねえ。（笑）私は前述したようにCDは全部がそうだという訳では無いが、どうも音楽が聞こえてこないような気がする。どうやら骨の髄までアナログ人間のようですな。（笑）
ダウンロードしたマンハッタン・ジャズ・クインテットのサマータイム。
音は綺麗なんだけどねえ。
