時たまこの症状になることが有るのだが本日も起きてしまった。それは夕食時天麩羅につけるポン酢を取りに台所へ行ったのだが、台所に入った瞬間何をしに来たか忘れてしまった事だ。「えーと、俺、何しに来たんだっけ？ 確か物を取りに来たような気が･･･。どうも思い出せんな。ま、いいか。でも思い出さんとな。う～む、引っかかる。酒の肴だったかな。そんなような気もするが･･･。あ、そう言えば冷や奴が有ったんだっけ。うむ、それだったような気がしてきたな。でもちょいと違うような･･･。
取り敢えず冷や奴を作って（それって作ると言う程のもんかい？）持って行こう。丁度チーズを切らしていたんでその代わりになるな。おお、イケる、イケる。ショウガが利いとりますがな。まあ、探せば酒の肴になるような物は結構有るもんだねえ。さて次は天麩羅だな。あれ、そうだ。オイラ天つゆがなかったから台所へ取りに行ったんだっけ。やっと思い出したぞ。
あーあ、それにしても嫌だねえ。5分もしてからやっと思い出すなんて。昔はこんな事無かったのに、最近はやたら有る。やっぱりお脳味噌が末期症状を呈してきているな。こんなんで今年町内会長務まるかしら？ 甚だ怪しくなってきたな。だから明日は狂犬病の予防注射が町内の集会場で行われるんだけど市の車が来る前に集会場の玄関の鍵を開けておいておかなくてはいけない。どうもそれを忘れてしまいそうだ。
だからカレンダーに予定を書き込んでいるし、ミニ掲示板にも書いておいた。しかし今朝になったらもう忘れていて、「あ、狂犬病の注射！」と突然思い出し,叫んでしまった。幸い明日だったから良かったような物の、本日だったらとっくに時間を過ぎていてアウトだった。う～む、カレンダー書き込みと掲示板書き込みくらいで大丈夫だろうか。また明日になったらすっかり忘れているのではないか？ そこで紙に大きく「狂犬病」と書いてテーブルの上に広げておいた。これなら否が応でも目に入る。これで忘れるようならもはや生ける屍だ。
それにしても忘れっぽくなった自分にほとほとイヤんなった。歳だからしょうがないと言えばしょうがないが、こうまでしないと忘れてしまう自分が不甲斐ない。こんなオイラに町内会長なんて任せてホントにいいの？ 知ーらないっと。（開き直ったな）
