夕方町内の事務仕事をしていたらチャイムが鳴ったので出たら新しくこの町内に越して来た若いご夫婦と二人のお子さんだった。最近新築されて完成したので引っ越しの挨拶に来てくれたのだ。一通り町内の仕組みなどに付いて説明しているとまたチャイムが鳴ったのでどうぞというと、また若いご夫婦がお子さんを連れてやって来ていた。
訊くとこの度この町内に家を建てるので挨拶に来てくれたのだ。まだこれから家は出来るのだから、そんなに早く町内のことについて説明しなくとも良いのだが、前のご家族同様簡単な説明をした。今時の若い人達には珍しくご近所に家を建てる旨の挨拶回りをしているのには感心した。これだけ気配りの利いている人達ならば町内の人達とも上手くやって行けるだろう。
ところでこの他にも町内で建築中の家があって完成すればその方達も越してこられるだろう。この団地も高齢者の比率が地区No.1だったが、こうして若い世代が増えつつあることは嬉しいことだ。中越沖地震や高齢化で空き家や空き地が散見された町内だが、徐々にそれが埋まって行くのは喜ばしいことだ。尤もそうやって世代交代は進んで行くのだろうが。
後は我々世代がどうやってこれら若い世代にバトンタッチするかであろう。願わくは人と人との縁や絆を大事にしていって欲しい。「隣は何をする人ぞ」みたいな町内にはなって欲しくない。越してくる皆さん、当町内に移住して良かったと思われるような町内にして行きますので宜しくね。