白樺の木に取り付けてある我が家の巣箱だが、取り付け位置が低いのと入り口が車庫川に向いているせいか、中々小鳥が用心して入らない。一度入った事はあったのだが、それは落ちていた雛を私が巣箱に入れたからで、親鳥がせっせと餌を運んでいたようだが、いつの間にかいなくなってしまった。雛は無事成長したのかさえその時は分からなかった。
その後蜂が巣箱の中に巣を作り、かなり大きくなったので冷却殺虫剤で皆殺しにした事が有ったが、その後は薬の匂いがきっと残っているから小鳥は寄り付くまいと思っていた。ところが最近嫌に小鳥が白樺の木の回りに来る事が多くなった。
最初は余り気にも留めなかったが、有る時玄関から外へ出た時、何と小鳥さんが巣箱から顔を出しているではないか。おお、良く入ったな。さては住むにいい場所かどうか調べているのかなと思った。ところがどうもその後余り出たり入ったりする様子が無いから、やはりこの巣箱はお気に召さなかったのだなと思っていた。
しかしこの間嘴に何かくわえて例の白樺の木に止まっているのを発見。どうもこちらの様子を窺っているようなのだ。つまりこちらが見ている時は用心して巣箱に入らないようなのだ。そこでいつまでも巣箱には入れないようでは可哀想だから、玄関に入って姿を隠したが、果たして小鳥さんがその後巣箱に入ったかどうかは未だに確認出来ていない。
別にこちらは何もしないし、危害を加えるような事は無いのだから、小鳥さんは安心して出入りしてもいいんだけど、やはり小鳥さんにとってはそうは行かないんだろうね。(笑) 果たして巣箱の中はどうなっているのかみたい気もするが、そうすりゃ小鳥さんはたぶん巣を捨ててしまうだろうから、それは出来ない。
そういう訳で小鳥さんが入ったか入らないのか、やたらと気になるんです。まあ、入らなくても別に構わないんだけども、時たま姿を見せるものだから気が揉めるのです。オーイ、小鳥さんよ、紛らわしい行動は慎んでおくれ。(笑) え、鳥はどんな鳥ですって? それが分かりゃアタシャ立派なバードウォッチャーですがな。