すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

駄目になる記憶媒体

 記録したCD-Rが永久に記録媒体として永久に内容を保存していられるかというと10年もすれば中身が読めなくなると言うのは周知の事実で有る。実際に私も記録したCD-Rが10年もしないうちに読めなくなったのが何枚も有る。このためより長期間保存できるCD-Rも発売されているようだがそれだけに高価で有る。

 

 だからまだ読めるうちに新しいCD-Rにデータを移し替えるか、他の記録媒体にコピーしておく必要が有る。で、知らないうちに駄目になって行くのはCD-Rだけかと思ったら然に非ず。どうもUSBメモリー辺りもおかしくなるようだ。

 

 と言うのもここの所自分が行った山の記録表を完成させる為にパソコンに勉強も兼ねて出入り業者のウーさんが足繁く我が家に通っているのだが、その表を作成中に写真をUSBメモリーから取り込もうとしたら出来ない。どうにも読み込みが遅くて話にならない。で、よく見たら所々壊れているファイルが有るので読み込みが遅くなっているのだ。

 

 このUSBメモリーなんかは買ってからまだ10年は経っていない。もしやと思い他のメモリーも調べたら何個も同様の症状を来す物が出て来た。ここ4,5年前に記録した物でも再生出来ない写真が何枚か有った。こうなるとバックアップのつもりでコピーしたのにこれではバックアップにならないではないか。

 

 これはメモリーの管理が悪かったのか、はたまたお安い物だったからこうなったのかは分からないが、バックアップを録って置いたから安心だとはならない事になる。こうなると迂闊にバックアップメディアを信用できないから、お高くともなるべく高品質の物を買うか、幾つもバックアップを録って置くしか策はない。重要ファイルでなければネットでファイルスペースを提供してくれる所に置いておく手も有る。

 

 いずれにしても思う事は案外デジタル機器は便利のようでいてとんだ被害を被る事が有るという事だ。それも被害に遭う時は甚大なケースが多い。その点アナログだと例えば今回のような写真の場合プリントしておけば例え色褪せるような事が有ってもちゃんと見る事が出来る。尤もその分保管スペースは食うが重大な被害は免れそうだ。

 

 確かに漫画家やデザイナーさんのようにアナログで製作した物を長年保管していると色合いが変化してくるからデジタルデータに置き換える事をしている人は少なくない。そうすればまた必要になった時、常に製作時と同じ色合いで再現できるからだ。だがデータその物が無くなってしまっては何の意味もない。

 

 10年後に使おうと思ったら煙の如く消えていたでは話にならないではないか。アナログデータは確かに保管スペースは取るし、膨大な資料の中から見つけ出すのも大変だ。しかも経年変化が有る。しかし私は古い世代のせいか物として残っている方が安心感があるので有る。実際私はだから物を捨てられないでそこら中ゴミの山が出来ているのだが。(笑) でも物に飢えて育ったから物に囲まれて生活しているとホッとするのである。まあ、カミさんでも居ればとっくに捨てられているんだろうけど幸い私は独り者。あと余命幾ばくもないだろうから最後までこれで行く事にします。(笑)

 

あんまり信用できない記録メディア