行くか行くまいか迷っていたゼンマイ採りに意を決して出掛けた。例年ならまだ幾分早いというところだが、今年は暖かいので少し遅いくらいと思っている。でもうちの町内の人まだ誰もゼンマイを採ってきてないみたい。まだ筵を広げてゼンマイを天日干しにしている家を見かけないもの。だから行くか行くまいか迷っていたのだ。
しかしこの23,24日は茨城へ遊びに行ってくるから、そうなると益々行ってられなくなる。そこで今日は雨が落ちてきそうなどんよりとした日だが思い切った。さて現地に到着してみるとまだショウジョウバカマやキクザキイチゲが咲いている。これはやはり早かったかと思ったが、入り口に型のいいゼンマイを見つけたので、これは決して早くないと思った。
キクザキイチゲやスミレが満開だった。
崖に生えているゼンマイを採りながら進むが、どうやら先客がもう入っているらしい。時折折られたゼンマイや足跡を発見した。う~む、これは容易ならん。ひょっとしてオイラが何時も大量に採る地点はすっかり荒らされているかも?
しかしそれは杞憂に終わった。敵さんはそこを見落として通り過ぎたらしい。そして今年はまあまあのタイミングでした。少し伸びすぎの嫌いはあるが、出ていないより遙かに増しです。そしてそこで予定通り大量に採りました。ニッコニコですなあ。
そして沢を上がった所でコシアブラが有りましたのでUさんに土産にと思い、結構採りました。このほかシオデやタラの芽も有ったのですが本命はあくまでゼンマイなのでそこそこにしておきました。
おお、ちょうどいい大きさです。まさにグッドタイミング。
この場所はあちこちに出ていて中々動けません。
タムシバが咲いていました。
さて2本目の沢に入りましたが、ここは既に先客がいたようです。ちょうどいいサイズのものは既に採られていました。でもまた後から生えてきたものが有りましたのでそれで我慢します。
3本目の沢は誰も入ってないようでバッチリです。いつもはまだそんなに伸びていないのですが、今年は暖かいのでかなりもう伸びていました。ここも大猟、大猟。
ここは雪消えが遅いのでまだ水芭蕉が咲いていました。
椿は漸く満開になった所です。
最後の沢に入ります。ここは入り口に集中的に生えている所なので誠に効率的に採取できます。昨年は少しまだ伸び足りていなかったのですが、今年はタイミングピッタリ。あっという間に袋一杯採れました。エー。腰の方がそろそろ限界に来たので帰宅する事にしました。採る気になれば幾らでも採る事が出来ますが、まあ自分が食べる分だけ採れればいいのでこれで終了です。
ゼンマイは帰ってからも綿採りや茹でたり、天日干しなど色々手間が掛かるのが難点ですが、これで食費が浮く事を考えれば文句は言っていられません。本日はだいぶ疲れました。年々衰えて行く我が体。さていつまで山菜採りが続けられましょうか。