すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

三条市で防災講習会

コミセンの生涯学習部の講座で三条市に防災講習会に行って来た。三条市は平成16年の7.13水害、平成23年の7.29水害と2度の大水害に見舞われており、多くの被害が出ました。その豪雨水害から如何にして身を守るか学習するために15名ほどが参加しました。

 

 会場へ来る途中でも分かったが三条市は非常に川が多い。大河信濃川を初めとしてその支流、五十嵐川や、刈谷田川など町中を川が走っている。しかもくる途中で分かったが堤防の土手が高く、その堤防道路を車が走っている地形になっている。このため一般住宅は押し並べて低い土地に建っている。これでは一度川が溢水したり、土手が決壊すれば確かに大惨事になる訳だ。溢水しないまでも川の水位が高くなれば中小の水路からの水が川へ出て行けなくなり、あっという間に水上がりしてしまう。だから川の水位が上がると中小水路へ逆流しないように川のあちこちに水門が設けてあった。

 

着いた所は低い場所で元は競馬場だった所らしい。近くに乗馬クラブが有った。

 

水防学習館は土手の高い所に有った。

 

本日解説してくれる先生。この方が何故か縁日のお店の香具師のような口調で面白かった。(笑)

 

中に入ると7.13水害、7.29水害の時の水位の高さが柱に表示してあった。

 

水害の時の写真パネルが至る所に展示してあった。

 

これは水に浸かった車からどんなに脱出するのが困難か体験する装置。

 

スライドで当時の水害の凄さを学びます。

 

これは洪水が一段落した後、平地に溜まった水を川へ戻すためのポンプ車。また中小河川からの水が大河から押されて排水できないような場合にポンプアップして強制的に大河へ排水する。

 

こちらは夜間スムーズに作業できるようにするための電灯車。また電源としても利用できる。これらポンプ車や電源車がそれぞれ2台用意されている。

 

 それからお土産に三条市の豪雨災害対応ガイドブックを戴いたが、これがしっかりしたガイドマップが載っており、水害に対する危機意識が大いに高い市だなと実感させられた。我が市も嘗ては大いに水害に悩まされたはずだが、近年は少し薄れてきているような所が有って大いに心配だ。「天災は忘れた頃にやって来る」と言うではないか。

 

 例を挙げてみれば我が町内にも有る調整池で有る。これは豪雨時、一気に河川へ水が流れ込まないようにするための物だがお隣の町内なんぞは大団地だから、これが二箇所ある。しかし何れも土砂が流れ込み、今では樹木や草が生い茂っていて、果たして豪雨時に役に立つのかと疑問を呈したくなる。事ほど左様に当市は水害に対して危機意識が薄いのだ。大体施設は建設して終わりではなく維持、管理などが重要になってくるのだ。それなのにこの有様ではやれやれだ。お陰様で今日の講習会で改めて防災意識が高まりました。