正月二日に町内の副会長をやっているセーさんと被害があった場所は無いかと町内を一廻りりした。朝早く廻ったので寒かったから、熱いコーヒーでも飲んで行かないかとセーさんを誘った。
エー、二人してお茶していれば話題は二人の共通の趣味オーディオのこと。セーさんの話によるとお仲間のＨさんが何でも最近70万円もするエソテリックのＣＤプレイヤーを購入したとのこと。で、セーさん、早速聞きに行ったそうな。
彼は今迄ＣＤプレイヤーなんてデジタルなんだから、10万以上もすれば然程違いは無いだろうと思っていたそうだ。ところが聞いてみるとビックリ仰天。空気感まで再現されていて、さすが高級プレイヤーは違うと感心したそうだ。
で、ＨさんがそのＣＤプレイヤーを買ったいきさつが面白い。何でも音の良いＣＤをどうしても掛けたくなるので、最近はＳＡＣＤばかり掛けていたそうな。ところが私はＣＤに詳しくないのでよく知らなかったが、何でもＳＡＣＤのディスクは通常のＣＤよりずっと回転数が多いのだそうだ。だから回転軸が早く痛むようで、彼のプレイヤーもそんな事からご臨終を迎えたとのこと。
Ｈさんはアナログプレイヤーもお持ちだが聴くのはＣＤが主体だから、そのまま放って置く訳が無い。財務大臣をしておられる奥方に三拝九拝して頼んだそうな。
「頼む。俺は酒を飲む訳じゃ無し。女道楽もしないんだから何とか買って貰えないか？」(男の勝手な理屈ですな）
んで、漸く願いが叶って今は至福の時を過ごしているとのこと。まあ70万とは良く奥方もお許しになった物です。(笑)「泣くこと地頭には勝てぬ」ですな。
で、そのＣＤだが、何でもセーさんの言う事にゃ、同じタイトルのＣＤでも昔発売されたＣＤと最近発売されたＣＤとでは録音が違うそうな。昔の方が音が広がって聞こえるのだが、どちらの方が良い音なのか判断しかねると言う。私は音が違って聞こえるのはアナログ盤でもそうなのだから、ＣＤでも有り得るだろうと言っておいた。しかし肝心なのはどちらを自分が好きなのか判断することだと思う。オーディオはあくまで孤児の趣味なのだから、あまりこちらがとやかく言っても始まらないだろう。
まあ、そんな訳で新春早々早くもオーディオ談義に花を咲かせました。
