すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

中々分かって貰えない(長いです、すんまへん)

 町内のオーディオマニア、セーさんがたまには聞きに来ないかと熱心に誘うので、久し振りに行って聞いてきました。最近はJBLのD130のコーン紙を130Aの物に変えて本格的なウーファーにしたとの事。またピンジャックも良質な物に変えたそうな。

 

 早速聞かせて貰ったが、まずは位相チェックのCDで調整してから開始です。話がピンジャックの事になったので、音が良くなったというピンジャックと私が使っている極安物の金メッキされていない物とを比較して聞いてみる事にした。まず安物の方から。

 

 CDはSACDの最新録音の物を使った。う-、かなり音がキンキンしているな。セーさんはこんな音がいい音と思っているのかしら。続いてお高いピンジャックです。セーさんによると曇りが取れて、ピアノなんかつやが出るとの事。ホントかいな。で、聞いてみると、アヒャー、益々音がキンキンする~。反って悪くなったじゃ無いの。これの何処が曇りが取れてつやの出た音なんじゃい。まあ、でも本人が気に入っているんだから他人がとやかく言う事無いんだけどね。こちらがいいと仰るならお使い続け下さい。(笑)

 

 ただ以前はもっと音がバラバラのような感じがしたが、幾分かそれは感じなくなった。ただ聴取位置は相変わらずスピーカーの真ん前。もうちょっと後ろで聴いた方が音が纏まるんだけどなあ。そして音はCD特有の音は綺麗だが固くて上ずっていて軽い。そして少し音量を上げるとワンワンする。音抜けが悪いからだ。後で分かった事だが、結局この人は音が充満していないと駄目なようなのだ。

 

 最近のCD録音は音をいじりすぎていて私の好みに合わないから、なるべく古い物を掛けて貰った。そうしたらこちらの方が少し落ち着いた感じになるので、私にはまだ良かった。彼はいい曲が入ったCDが欲しいなあと言うので、さっきの「ベース・オン・トップ」に入っている「懐かしのストックホルム」なんていい曲だし、そんな物沢山有るよと返事して置いた。そしてこの間私が落札し損ねたチコ・ハミルトンのレコードの件から、

「チコ・ハミルトン持ってるだろ。あんた、これだけCD持っているんだから」

と言って、ブルー・サンズなんてちょっと室内楽的だけど面白いよと言ってあげたのだが、どうもピンと来なかったみたい。彼のCDの所有枚数は凄くて2,500枚は越えている。それはいいのだが、私がブルー・サンズと言ったらそれが何処のCDに入っているか分からないのはちょっと如何なものか。そう言う私も所有しているLPレコードの隅から隅までどの曲が入っているかは流石に覚えていないが、有名どころの曲は覚えているつもりである。

 

 それが分からないというのは聞き込んでいない証拠である。徒に次から次へとCDを購入しても満足に聞いていないとは情けない。まずはピンジャックの音の差なんてよりもしっかりと購入したCDを聞くのが先では無いか。私が折角高いお金を出して購入したんだから、もっと聞いた方がいいよと言うと、今度そのうち聞くという。

 

 (あのね、今度という化け物に出会った事は無いの。そう言ってあんた次から次へとまた新しいCD買っているじゃないの。結局聞かないんだよ。俺たちはもうお歳で先がないの。だから今聞かなくちゃ駄目なの。分かった?)

 

 んで、モノラル録音のCDを聞く事になったので、どうせ聞くならモノラルなんだからスピーカー1本で聞いた方がいいよと私が言うので、彼は渋々そうしたが、どうも気に入らなかったみたい。と言うのはスピーカー1本にすると急に音が痩せるのだ。しかも音が平面的になる。つまりは基の音が大したことがないという事です、ハイ。

 

 だから2本で左右のスピーカーから音が出て部屋が音で充満しないと聞いた気分になれないようなんです。これで彼がスピーカーかぶりつきで聞いて音がワンワンしていても平気な訳が分かりました。(笑)彼はそもそもモノラル録音がつまらないという。じゃあ、何で買ったんだと言う事になる。雑誌に必聴盤や必携盤みたいな事が書かれていたから買ったでは余りにお粗末すぎるだろう。演奏に感動したからではないと困るではないか。

 

 買って一度は皆聞いていると彼は言う。だけど全然聞かないと同じくらいそこにどんな曲が入っているか知らないとはライブラリーとは言えまい。オーディオとは飽くまでも音楽を聴く為の手段である。機械いじりが好きならそれに徹してみたら如何か。こんなに無駄にCDを買う事はないでしょ。それともこれは自らがジャズ通で有る事を宣伝する為の見せびらかしなのか。でもそれは直ぐにボロが出るよ。(実際出ている)

 

 彼が今出ている音に満足しているならば私が口を挟むのは余計な事だ。オーディオは個人の趣味なのだ。だから私はなるべく他人様の家に聞きに行かないようにしているのだが、こういう人は機械をいじるのが好きだから、どうしても変化して自分では良くなったと思う音を他人に聞かせたいんだろうね。そして感想を求めてくるからつい本音を言ってしまう。(それが良くないんだよ)

 

 まあ、私のウチの音を聞いてまだまだ気づいていないようだから、自分で分かるまではお好きなようにさせて置いた方がいいようですね。その方がある意味幸せかも?

 

目の覚めるようなブルーのサランネット、いいですねえ。日本のメーカーも地味な黒ばかり使ってないで発想の転換は出来ないものか。それにしてもウチと違って綺麗に片付いてるね~。(笑)なお壁に掛かっている絵は彼の自作です。多芸ですね。

 

セーさんはプラモ作りも上手い。

 

こちらは自作ネットワークです。