元町内会長仲間のＨさんが夕刻私を訪ねてきた。この間も来たそうなのだが、生憎その時私は散歩に出掛けていなかったのだ。まあ、この人が私を訪ねてくる理由は大概決まっている。
我が家の音楽を聴かせて欲しいか、或いは自分が信仰する創価学会の機関誌「聖教新聞」を読んでくれとかと言う話だ。もう何回もお断りしているのだが中々しつこい。熱心なのは感心するが、そうかといって入信したり、新聞を購入するような義理は無い。
実を言うとＨさんは嘗て私が家庭教師をしていた折、教え子の中の兄妹が彼の甥っ子、姪っ子だったのだ。現在の地へ越してきてそんな因縁の有る方と知り合いになろうとは夢にも考えなかった。だが彼は一旦我が家の音を聴いたら、自分も音楽は好きだし、そこから何とか創価学会へ入信させようと考えたのかも知れない。
だから創価学会系列の音楽団体「民音」に良いコンサートがあると必ず私に打珍してきた物だ。私は音楽は宗教とは別物と考えているから、良いコンサートなら主催者が何処であろうと参加していた。
しかし、以後も彼は結びつきが出来たとばかり盛んに何かと学会関係の集まりとかへ勧誘してくる。私は何度もその都度行ける物は行ってやったし、協力できるところは協力してやったつもりだ。しかし個人の自由というものが有る。余りにしつこくこんな事でつきまとわれるのはまっぴら御免だ。
そこで今日はハッキリと「これ以上学会関係の事で私を勧誘するようだったら出入り禁止に致します。あなたが私より年長者であろうと人が嫌がる事をしつこく推し進めるようなのは失礼ではありませんか。因みに私は30数年付き合った友人二人を余りに人を馬鹿にしたような行動を何度も行ったので出入り禁止に致しました」と述べた。
これを聞いたら流石にＨさんも「分かりました。今後はその様な勧誘は行いませんので平和、文化、教育と言った事について語り合いませんか」と仰ったので、ああ、それならと言う事で同意しました。
まあ、口だけなら何とでも言えますので(笑）、彼の今後の行動を良く見極める事にします。それにしても私も散々創価学会の悪口を言ったのに中々諦めませんねえ。(笑)
